「そ…それは……(海斗の奴、常々自分勝手なやつだと思ってはいたが、そこまで
自己中だったとは…それも、こんな可愛い莉奈ちゃんに対してまで…ここでぶっちゃけてやろうか。でもそんなことしたら…やっぱりぶっちゃけるのはまだ先だよな。)」
そんな事よりそろそろ花火、始まっちゃうんじゃない?
適当に言葉を濁し花火へ。
そして最中に莉奈とのファーストキスをした宙斗。
花火も終わり二人は人波にもまれながら帰路に。
ーーーーー電車を降りタクシー内ーーーーー
「申し訳ないけど今日は時間も遅いし、莉奈ちゃんを送り届けたら、直ぐにお暇させてもらうよ。タクシーには莉奈ちゃんの家の前で待っててもらって、このタクシーで家まで乗せてってもらうよ。いいですよね運転手さん。」
最後の言葉は、タクシーを運転してくれている運転手に対して発する宙斗。
「結構ですよ。」と同意を示す運転手。
ーーーーータクシーは永瀬家前にーーーーー
「お客様(予約したタクシーってことは永瀬様の方がいい?)到着です。」
運転手の言葉に
「着いたぁ、遅くなっちゃったね。…じゃあ悪いけど運転手さん、直ぐに戻りますのでちょっと待ってて下さいね。」
そう言うと宙斗は降車し、続いて降りてきた莉奈の手を持ちエスコート。
宙斗の片手には、莉奈の両親へ渡すお土産・お揃いのマグカップ(莉奈用)・ランド内で着けていたカチューシャなどが入った袋が下げられている。
玄関を開け「ただいまぁ」と声をかけ、中に入っていく莉奈。
その声を聞きつけ莉奈の両親が玄関に。
「あ、初めまして岡田海斗といいます。今日は娘さんを遅くまで連れまわしてしまい、申し訳ありませんでした。 」
そう両親に挨拶する海斗。
ーーーーー海斗マンションーーーーー
何時まで経っても明りが点かない宙斗のマンションを見つめながら、
「宙斗の奴、なんでまだ帰ってこないんだ…まさかあいつ莉奈ちゃんと……」
宙斗に組み敷かれている莉奈の姿を想像してしまい、何故か硬くする海斗
「あれっ、俺なんで興奮してるんだ??まさかこれが疲れマラってやつか?」
まさか自分に寝取られ願望があるなんて、露ほども思っていない海斗。
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