ーーーーー永瀬家ーーーーー
「(黙ってるのは無理か…さて、どう答えたものか。)
いや、私の目からですが、凄く似合ってると思いますけど。
すごく可愛くて健康的で…チャーミングです。……
って言うか莉奈さん何を着ても似合うと思いますよ。
女性のファッションに僕が口出しするのも変ですが、
もし足が気になるなら下にズボンとか穿いたりするのは…」
莉奈母「そうかしら…似合ってるかしらね?
(当たり障りのない答えね、似合ってるのは分かってるのよ。
可愛すぎるから悪い虫が寄って来やしないかと心配なの。
まあでも、これ以上意地悪して莉奈ちゃんに嫌われるのも嫌だし。)
良かったわね莉奈ちゃん、宙斗さん似合ってるですって。」
宙斗を認めたのか、名前呼びに変える莉奈母。
莉奈母の追及が止まり、
「すいません。では確認だけさせて貰います。」
メッセージを開き、確認する宙斗。
「従兄からでした。近くというか同じマンションの隣に住んでまして、
たまにうちにご飯食べに来てまして、今日も来ようと思ってたみたいで…
飯無い罰に、彼女紹介しろとか言って来てます(笑)」
莉奈父「そうか、その従兄とやらはいつもそんなに非常識なのかね?」
「いや決してそんなことは無く、いたって常識人です。(覗き趣味を除けばだけど)
勤め先も確か大手の電機メーカーの開発部門とかに務めてたんじゃなかったかな。」
莉奈父「そうか…(もし莉奈が宙斗君と一緒になったら、その従兄とも付き合いをしなければならなくなるんだから、その男を調べる手立てはないかな?)」
どこまでも溺愛されている莉奈だった。
莉奈母「あなたどうしました?急に難しい顔なさって。考え事は後にして、お料理頂きましょうよ。莉奈ちゃんも宙斗さんも困ってますわ。」
「(やばい、何か変なこと言ったっけ?)」
莉奈父「ごめんごめん。そうだな、折角の料理冷めてしまっては申し訳ないな。
いただくとしようか。」
ーーーーーサカモトーーーーー
【ごめん。勤め始めた市場の近くにあのサカモトがあって、今そこなんだ。
そこのお客さん、宙斗さんの従兄って人が、宙斗さんがデートしてるって言うから
心配になっちゃって。相手が宙斗さんなら良かった。
折り返しの連絡いらないから、食事楽しんで。応援してるよ。】
莉奈にメールを送り終えたころ、海斗に呼ばれていた坂本が戻って来る。
全員「大将、何だったの?」
坂本「いや、あのケバイ姉ちゃんここで働かしてくれだと。
あの口ぶりだと海ちゃんのマンションに転がり込むみたいで、
ここらへんで働き口探してるんだとさ。」
代表する形で准一
准一「で、どうするの大将。」
坂本「どうするかなぁ…人手は確かに欲しいんだけど、
ランチ時間だけでもって言っても、あの姉ちゃん雇って、
海ちゃんに入り浸られるのも困るし。」
准一「確かに、あいつ他の客に絡むもんね。
でもあいつも一応務めてるわけだし、平日の昼間限定なら。」
坂本「そうだなぁ…そうしてみるか。」
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