−−−永瀬家、ダイニング−−−
莉奈のスマホの着信音、月光花の音楽。
「ごめんなさい、藍ちゃんからです。
あまりこの時間に連絡来ないので気になるので食事前に返信しちゃいます。」
断ってからメッセージを見て藍に返信。
【何かあった?自宅に居るよ、お父さんとお母さんと宙斗さんが来てくれてるの。
これから食事だからスマホ見れないけど後で連絡するから内容だけ入れてね?急用だったらお家に電話して欲しいな。】
「宙斗さんもiPhone鳴ってましたよね?確認だけしたらいかがですか?」
莉奈父「そうだな、仕事関係なら急用かも知れないからな。」
莉奈母「この部屋着、藍ちゃんと色違いのお揃いなんだけど足が出るでしょ?
だから余り私、好きではないんだけど岡田さん、やっぱりこれは莉奈ちゃんに似合わないわよね?(可愛いのよ、可愛いからこそ見せたくないのよ。
岡田さん、どう答えるかしら?)」
(似合わないならお母さん、どうして…あっ!宙斗さんのこと試してるんだ…、心配してくれるのは有難いけど私もう25よ…。)
−−−居酒屋サカモト−−−
藍「(大将が宙ちゃん、言ってるから宙斗さんのことよね?)
大将、この方は?」
坂本「三宅さん、あー、宙ちゃんとアイツの従兄の准ちゃんだよ。」
准一「初めまして、何か宙とアホがご迷惑かけたようですね。」
藍「アホ!アハハハ……、確かにアイツ、アホだけど身内にもアホと思われてるんだね〜。」
准一「うん、〝アホ海〟〝宙の出涸らし〟って言われてるよ。」
藍「ごめんなさい、連絡が…。」
iPhoneを確認して安堵の表情を見せる藍。
藍「良かった…、宙斗さん、莉奈と居るわ。」
准一「(莉奈?あー、宙が狙ってるってた女か。)えっと…、その莉奈ちゃん?莉奈さんは可愛いの?」
藍「気になっちゃいます?」
精肉店主「大将、あの娘?」
坂本「そうだな。」
精肉店主「可愛いな。」
八百屋店主「可愛いだけじゃ表現出来ないな、庇護欲そそられる感じの娘だよ。」
准一「宙の従兄として会ってみたいもんだな。(へぇー、他人にこんなに言われるってことは余程なんだろうな、覗くのはどうやる?)」
鮮魚、精肉、八百屋店主「「「今度は話しでもしたいよ。」」」
笑い声が響くサカモト。
笑い声の中のスエット姿の海斗と紗栄が入店してくる。
坂本「いらっしゃい…って海ちゃんか。」
海斗「海ちゃんかって駄目なのか?」
坂本「誰にも絡まず大人しくしといてくりゃー座敷に行きな。
(小声)三宅さん、隠れて!」
藍が身を潜めると気づかぬまま座敷入る海斗と紗栄。
坂本「注文取ってくるわ、三宅さん、海ちゃん、まだ莉奈ちゃんのこと諦めてないみたいだから女との話聞いてて?」
三宅「諦めの悪い男!莉奈が許しても私が許さないわ!えっ?えっ?これから何が起こるの?」
鮮魚店主「藍ちゃん、聞いてな、酷いよ…。」
続きま
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