は、はあん、祐一に促されてトイレに行くことを諦めざるを得なかったか。
お腹を押さえる天音に祐一が心配そうに顔を覗き込む。
ローターが止まった。
何でもない、大丈夫、と強張った笑顔で応じる天音。
怖くて、気持ち悪くなった?
ちょっと、どこかで座ろうか?
祐一はしきりに天音を思いやる。
せっかくのデートだ、天音が万全な状態でないなら、すぐに帰ってもいいとさえ思った。
祐一は、並んでいた列から外れて、天音を木陰のベンチに座らせた。
なんか、顔が赤いけど熱でもある?
祐一の手が天音のおでこに。
顔が青いのなら、さっきのジェットコースターで気持ち悪くなったのかもと思ったけど、顔が赤いから熱でもあるのかと、心配したよ。
熱はないようだから、ちょっと待ってて。
冷たいアイスを買ってくるから。
何味がいい?
祐一は、一生懸命に天音を気遣う。
ローターが止まれば平気なんだけど、身体が過敏になってるのがちょっと怖い。
ふとしたことで、とんでもない声を出さないとも限らない。
過激な乗り物に乗りたかったけど、動きの優しいメリーゴーランドあたりが無難かな?
あとは、船に乗ってクルーズしてみるのもいいかも?
電波のせいでローターが動き出すと信じてる天音は動きの激しい物が、影響するのかと、ゆっくりとした動きの乗り物に乗ろうと
祐一に提案しようと思った。
それでも、早いうちに体の外に出さなくては。
ショーツを汚してしまう。
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