うつらうつらとしていると、コテージのドアが開く音が聞こえた。4人に気遣って音をなるべく立てないように移動しているのがわかる。
意識はあるのに眠気に勝てず・・動けないでいると、真央の存在に気がついた龍太郎が驚いた声色で、でも小声で声をかけてきた。毛布越しに身体に触れる。
このまま寝たフリをしていたら、龍太郎はどんな反応をするのだろう?さっきは皆がいつ戻ってきてもおかしくなかった。今は皆寝静まり、動きがあれば一階まで音も聞こえるからさっきほど気遣わなくても大丈夫なはずだ。
困って音を上げるだろうか・・そんなことを思っていたのに、真緒の予想とは裏腹に、相手が眠っていると判断した龍太郎は唇に触れ・・髪に触れ、そして額にキスを落とした。見えてはいないが、何をされたのかはわかる。龍太郎に触れられた部分が熱く感じる。
龍太郎が背を向けて離れた気配を感じ、目をうっすらと開けてみる。背を向けて冷蔵庫の飲み物を漁っていた。
信じられない気持ちと心臓が昂る音を感じながら、水を注ぎ一気に飲み干す姿を見つめる。
「・・おじさん、今・・キス・・した?」
我慢できなくなって・・声をかけ、ソファーから立ち上がる。
驚いた様子で振り向く龍太郎を安心させるように、ニコリと微笑んで、ゆっくりと近付いた。
「おじさんになら、何されても嬉しい・・から、もっとして?」
夢と重なる、積極的な姿の真緒・・寝ているだろうと過信して龍太郎自らが招いた事態ではあるが、また夢か、さっきも現実かと混乱してしまっても無理はない。
動けないでいる龍太郎に近づき、そのまま龍太郎の右手を一回りは違う小さな両手で握り締める。そしてそのまま・・自分の左頬を覆わせるように、輪郭を感じさせるように触れさせた。
「おじさん・・もう一回、してください」
ねだるように、上目遣いで身長差のある龍太郎を見上げる。
【良かったら、龍太郎さんの格好教えてください。】
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