何か夢でも見ていたのだろうか、正気を取り戻した龍太郎はまた謝りだした。
比奈や真由子たちが戻ってくるのを気にしているようで、しきりに周りを見ながら裾を戻すように懇願してきた。
もし、誰も来ない状況だったら・・おじさんはどうしてたんだろう、そう考えずには居られなかった。からかっているつもりはないが、これ以上いじめてしまうのも可哀想かと思い、素直にTシャツを下ろす。
入浴をしに、一人コテージを出ていった龍太郎に「おやすみなさい」と声をかける。比奈はもう草臥れたようで、二階へと上がっていった。
お酒を存分に飲み、広いお風呂も堪能して気持ちの良い気分な母親たちももう眠たそうだった。4人の過ごすコテージはすぐに静けさに包まれたのだった。
母も隣ですぐに眠りについたようだった。
普段、働いてばかりで自分のことは後回しの母だが、真由子と過ごしているときは学生のように賑やかで楽しそうだった。
「・・お母さん、おやすみなさい」
そんな母に悟られまいと、静かにベッドから下り一階へ向かった。
一階に下りると、まだ龍太郎は戻っていないようだった。先程のことを気にして戻りにくいのか、それとも大浴場を堪能しているのか、真緒にはわからない。前者だといいなと思いながら、その夜は龍太郎の寝具となるソファーに座った。
真由子が用意したのか、毛布が隅に畳まれて置かれている。コテージは山の中にあり、3月で暖かいとはいえ夜はまだまだ冷える。毛布を引っ張り、体にかけた。
龍太郎が戻るまで少し寝てしまおうか、流石に起こしてくれるだろうか。ソファーに三角座りをして毛布を脚にかけると、その暖かさに結論が出ぬままうつらうつらと眠ってしまった。
【真緒のターンですが、龍太郎さんのドギマギが見たいのでちょっと意地悪?して反応うかがっちゃいますね。笑】
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