2階に行こうか、比奈を追いかけようかと立ち上がったところで、眠っていると思っていた龍太郎の口から言葉が漏れ出す。気付いてほしいなんて自分が願ったから、手を握るなんてことをしてしまったから、目を覚ましてしまったのだと思った。
「・・おじさん?」
驚き目を見開く真緒の表情は、疚しい気持ちがあったわけでなく・・と弁解する龍太郎にとって、「私をそんな目で見ていたなんて、エッチ」と自分を揶揄していた夢の中の真緒とは様相が異なるだろう。
もしかしたら、先程まで見ていたのは夢で、今は現実で・・とジワジワ感じさせるには十分だったかもしれない。
その証拠に、先程まで背中が見えるような丈の短い白いTシャツを着ていた真緒は、お風呂上がりで服装が変わっていた。そのまま寝るつもりだからか、ややゆったりとした紺のTシャツにボーダーのモコモコとした部屋着用のズボン姿だった。
慌てた様子で弁解のようなことをしていた龍太郎のを見ていると、何だか自然と笑ってしまいそうになる。どうやら自身の行動で起きたわけではなく、そしてバレてもいないことがわかった。
そして龍太郎が自分のことを思っていた以上に意識してくれていたこともわかった。少なくとも女性としては扱ってくれているようだった。てっきり比奈と同じように「子ども」扱いされていると思ったのに。
「私の背中・・見てもいいですよ、おじさんなら。」
ショート丈なのだから、屈めば背中が見えるのは当たり前。真緒たちにとっては減るものでもないし、見られたってどうってことない。ただ、それを男子たちに変に捉えられるのが嫌なだけ。
龍太郎なら・・ソファーに座ったままの龍太郎を見下ろし、ふふ、と笑う。
「見るだけでいいんですか?・・私、お肌には自信ありますよ。」
Tシャツの裾を持ち上げ、無駄な肉がついていないお腹を見せてしまう。背中と変わらぬ白さに、昼間の情景をまた思い出させる。
【こんばんは。
とてもステキな展開ですね。少しずつ真緒のターンに入れそうです。
一旦比奈や母たちが帰ってくるせいで、お預け?龍太郎さんが助かる?シーンが挟まるのも楽しそう。その間、悶々としていてほしいです。笑】
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