ほんとに、真緒は表情をコロコロ変える猫のような子だ。
甘えたいくせに甘えるのが下手。
近寄りたいくせに、誰かが近くに居ると、そんな気初めからないからね、とそっぽを向く。
そのくせ、見えないところで落ち込んでいる。
そして、今は安心しているのか上手に甘えてきておねだりもしてくる。
こっちもね、と反対側の胸元にも、顔を埋めてキスマークを付ける。
私はされるがまま、真緒の髪の毛を指で梳きながら身を任せる。
「龍太郎さん、こういうの好き?」
女性にしてもらうのは嫌いではないけど、もうこの歳になれば、自分の歓びよりも女性を如何に歓ばすか、
如何したら歓ばせることが出来るのか?の方に主眼が移ってる。
『真緒にしてもらって嬉しくないことはないから、大スキだよ。』
照れ隠しに真緒の髪の毛をクシャクシャとさせる。
「ちょっと硬くなってる」
『うん、気持ちいいからね。
それに真緒の触り方がいやらしすぎて、この後の事を期待しちゃうから。
多分、真緒以外がしても絶対こんな風にならない。』
(ウソだと思うだろう?
でも、それを証明するのは悪魔の証明と同じで難しいよ、
なぜなら、私が他の女性とこういう行為をするのを真緒が見なくてはいけないから、ね。)
真緒は、信用していないのか、ふう~ん、そう、とあっさりしている。
(ところどころに、真緒への愛の言葉を囁いているんだよ、回りくどい言い方かもしれないけど、わかってる?)
心の中で毒づく。
「私よりこういうのが上手な人ともしたことあるよね?それでも私がいい?」
(それ、聞く?)
『してもらったことはあるけど、それでも真緒がいい。』
(どうしてかな?
私がイメージしている真緒と現実の真緒がギャップがあって、いつも驚かされるからかな?
こっちの想像のはるか上を越えて仕掛けてくるから、今まで経験したことじゃない対応をすぐに取らないといけなくて、
いつもハラハラドキドキで、ひと時も油断できないから。
気が休まる時間がないから、いつも気にしてる。
気になって仕方がないんだよ。)
『だって、今は真緒が私の彼女だから?恋人?なんだろう?』
ペシッ!!
『今の私には、真緒しかいないし、他の女性は目に入らない。
出来るなら、いつでも、真緒をポケットに入れて連れて歩きたいんだけど、それは無理だから。
我慢してる。
その我慢してる事が、真緒を不安にさせているのなら、私の至らなさだから、謝る、ゴメン。
でも、本当にいつでも、どこにでも真緒と手を繋いで行きたいし歩きたい、と思ってるよ。
だから、こっち見て?』
【真緒の初々しさがいい感じに出てて、私は好きです。】
※元投稿はこちら >>