龍太郎が喋ると、距離が近いから少しくすぐったい。それに、お尻から腰にかけて硬いものが当たる感覚がある。もう見慣れた、触れ慣れたものではあるが、やはり一緒にお風呂に入っていると意識してしまうのだった。
せっかく腕を封じたのに項にキスをされると、さらにくすぐったい。
「もう・・せっかく疲れが取れても、こういうことすると、疲れちゃうでしょ。」
こういうこととは?疲れるほど、・・・ということ?龍太郎からすると、褒めている言葉になるのだろうか。
隙をついて胸に手が添えられた。形や大きさを確かめるように触れながら、「ちょうどいい」と言われる。
龍太郎からよく聞く言葉だが、小さいことを気にする真緒からするとあまり嬉しくない言葉の印象だ。
「ひゃんっ」
乳首を摘まれ、首筋に舐められると声が出てしまった。浴室だからか、高い声は少し声が響いてしまい、口を押さえた。もう遅いけれど。
「そんなの、うそでしょ、ばか」
昼間はあんなに「優秀な生徒」だったのに、立場から解放された真緒は教師にばかと言う。そうしても離れていかないとわかっている、甘えている証拠だ。
触られたら大きくなるよ・・・と誰かからは聞いたことがあるが、ただのウワサだとばっさり切り捨てた。
「もう・・私、髪の毛洗う。先に出てていいからね。」
龍太郎の手を避けて、優しい拘束から逃れる。お湯が跳ねないようにゆっくりと湯船から出ると、シャワーを出して髪を洗い始めた。
【おはようございます。】
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