ひょんなことから、真緒が通う高校に赴任することになった。
という事は、娘の比奈もいるという事だが、学校側の配慮で、娘のクラスの授業は受け受け持たない事に決まった。
ただ、家庭でも、先生と生徒にけじめはつけたいと、私は、一人アパート暮らしを学校に認めてもらい、家では比奈が喜び、
ちょっと複雑な思いもした。
真緒との関係が始まって、ほぼ一か月。
時間が合えば、ちょっとの時間でも顔を合わせるし、真緒からのラインは頻繁に来た。
当然、そのうち学校に行くことになるって事も、家族よりも先に真緒の方が知っていたし、
真奈美の夜勤の時には、家に口実を作っては一晩中愛し合っていた。
3年1組、2時限目
『はい、静かに。』
教頭先生に連れらて、教室に入る。
副担任の木村先生に代わり、今日から皆さんの社会の授業を受け持つことになった藤島です。
社会ですが、3年生という事で歴史と受験対策になると思います。
木村先生の体調が優れずに大事を取ってのお休みなので、どのくらいの期間、皆さんと一緒に勉強できるかわかりませんがよろしくお願いします。
と、教頭に促されてあいさつをした。
真緒とのLINEで、真緒が学級委員なのは知っていたが、
『え~と、学級委員は・・・・・』
はい、私ですと真緒が手を挙げ立ち上がる。
席順名簿に目を落とすと、
『え~、佐々木さん、ですね。
なにかと、お手伝いをお願いすることがあると思いますが、よろしくお願いします。』
と、一言伝えておいてから、授業を始めた。
6時限目が終わり、明日以降の授業の進行と資料を確認して学校を出ようとしたいた時、
真緒から、LINEが届いた。
『きょう、そっちに行ってもいい?』
二人の関係は、日常的には真緒がイニシアチブを握っている。
遠慮というか、お互いの立場は考えていると言いながら、物おじしない行動力は現代っ子なのか。
そのうち、閨房でも、圧倒されてしまうのではないか、と嬉しさと情けなさを思わずにはいられない。
『まだ、部屋が片付いてなくて散らかってるけど?
それに、布団は1組しかないからね。』
【こんにちは。
いろいろと細かいところに綻びがあっても、副担任として赴任できました。笑
閨房では私が主導権を持っていますが、日常生活においては真緒が力を持っているという設定になっています。笑
振り回されるのは嫌いではないので、よろしくお願いします。
強気だけど奥手(?)な真緒が見せる隙を見逃さずに、巧く誘えるように頑張ります。
それと、いきなり下校時間にしてしまいましたが、学校を案内して頂いても結構です。
では、ご無理なさらずに。】
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