「ふ…っ!んっ、ふん…っ、ぅぅっ!!」
パンッパンッと肉をぶつけるような音が響き、凛花の表情は皺がよって鬼気迫るようなものになる。
明らかに余裕なく、全身に汗が滲み、腹筋に力が入って鍛えられた割れが見える。
(これだけやれば…っ、文句ないでしょ…っ。舐めてんじゃないわよ…っ!)
凛花としては精一杯。
だからこそ、翔太に腰を掴まれた時、驚いた表情をカメラに見せた。
そして、次の瞬間…。
「ひぐぅぅぅッ❤︎!!??」
グチュっと体内で水分を含んだ肉が潰れるような音がして、ものすごい衝撃が下腹部に走る。
散々焦らされてゆっくり降りてきた子宮が亀頭に潰され、身体を反らせて激しく絶頂を迎えた。
電流が走ったかのように身体から力が抜け、びくっびくっと痙攣が止まらない。
さっきまでの自分の努力や自信が踏み躙られるような気がした。
(こんなのを、自分で…?む、無理…ぃっ、怖い…。)
自分の精一杯を遥かに上回る快楽に怯えるのは当然で、口の端から涎を垂らしながら、涙目になる凛花。
誰かに屈するようなことはない凛花であったが、もはや戦意は喪失し、恐怖に支配された顔で、ゆっくりと腰を持ち上げる。
足はプルプル震え、両手をギュッと握りしめ…。
「うぅっ、ぐっ、う゛ぅ゛ッ!!!」
元々ハスキーな声だが、より野太い低い声が漏れ、全身を震わせて身体を折り曲げる。
垂れた前髪で顔は映っていないが、どんな表情なのかは簡単に想像ができるはず。
たった一回で心が折れそうな作業。
しかし、それを10回も…。もはや凛花に文句を言うような気力は残っておらず、言われた通りに従うのだった。
「…ッ、?ぐっ、ぅっ、〜〜〜ッ!!??」
歯を食いしばり、必死に強くて深いピストンをすれば、無言でやるなと叱責され。
「いっ、ぃっ、一回ぃっ!!んっ、はぁんっ❤︎は、はぁっ、にかっ、いめぇ…っ!!さん、ぁっ、しゃぁんっ、イぐ…っ!!」
少しでもはっきり数を数えられていないと、抜けているとまた叱責され。
「はぁっ、はぁ…っ、きゅぅぅっ!!ぁぐっ、ん…っ、じゅぅぅぅっ!!!んぁっ、ぁぁあっ!!!」
やっとのことで10まで辿り着くまでに、ピストン自体は30を超えていた。
一回一回イきそうになる体と戦いながら、実際に何度も絶頂し、全身はすでに汗だく。
後ろで座っているだけの翔太は汗一つかいておらず、あまりにも対照的。
何度も絶頂したことによる脱力と、10を迎えた安堵によって尿道が緩み、チョロチョロ…とまたから黄金水が垂れ落ちた。
(…ああ…、優一…、ごめん…ね…。見ないで、こんな私…、もう最悪…。)
他人の前で、愛する旦那が見る前で、漏らしてしまった絶望。
しかし、それ以上の絶望が待っていた。
必死の思いで数えたはずの10だったが、「喘いでるのか数えてんのか分からないな。」などと言う言いがかりによって、やり直しにさせられてしまった。
この時、凛花を支えていた自尊心やプライドなどは折れた音がした。
「…嫌っ、もう無理…です…っ。ごめんなさ…いっ、もう許して…っ」
ぐすぐす涙がこぼれ、翔太に許しをこう。
年上の不良にも食ってかかり、いじめられやすい優一を守り続けたかっこいい凛花が、簡単に負けてしまった現実。
優一の前で情けなく惨めな格好を晒すことが確定した凛花だったが、どこかスッキリしたような、不思議な感覚だった。
(もう優一に嫌われちゃうかも…な…。でも、もう無理しなくて…いいのかな…。本当は、私弱い…、所詮は女なんだ…)
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