朝食の用意ももうすぐ終わりという頃に、起きだしてくる目黒。
目黒「社長、おはようございます。すいません昨日少し過ぎたようで…
朝食の用意までしていただいて……本来なら私がしなければいけないのに」
ダイニングテーブルには、お新香・卵焼き・酢の物が四人分並べられている。
「構わんよ、もともと料理は趣味だし、今日は会社で会長に重い話もしなければだから、気分転換だ(笑)
米倉さんと井ノ上さんにも声かけたから、もうすぐ来るはずだ。
その前に髭当たって、顔洗って来い。身だしなみは大切にだ。(笑)」
身支度を終えた目黒がダイニングに姿をい現した直後、インターホンが鳴る。
目黒「社長、私が出ます。」
「よろしく頼む。後くれぐれも昨日の件、特に寮での一件は、井ノ上さんに対して口にするなよ。」
目黒「分かってます。」
言いながら玄関に向かった目黒が玄関ドアを開ける。
米倉「おはようございます。私のような者にまで朝食お誘いくださり、ありがとうございます。不躾ながら押しかけてしまいました。」
米倉が挨拶している後ろで、米倉に隠れるように胡々希が頭を下げる。
その時手すりに拘束された黒木が声を上げる。
黒木「いい加減外しなさい、外しなさいったら……」
がそれを無視して、
目黒「おはようございます。ようこそこちらへ。(心の声:こういう服装の井ノ上さんもいいな……それに米倉さんも…着やせするタイプなのかな、服の上からだとあんなに胸が大きいとは。レズビアンだなんて、もったいないよな。男には全く興味なしなのかな?)」
そんなことを思いながら先導する目黒の背中に、
米倉「あのこちらのお部屋はどういった?寮とは大分作りが違うようですが?」
目黒「ああ、それは…後程社長の方からお聞きください。どうぞこちらです。」
身体を横にずらし、手をダイニングへ迎え入れるように動かす目黒。
米倉と胡々希がダイニングに入ると
「おはようございます。ようこそいらっしゃい。先ずはこちらに。挨拶はそれからってことで。井ノ上さんはそっち、米倉さんはこっちに。」
指し示された場所に立っている胡々希と米倉。
胡々希の前には亮平、米倉の前には目黒がそれぞれ立ち、
「昨日はバタバタしすぎてて、挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。私、佐久間スポーツジムで社長を務めさせていただいております、佐久間と亮平申します。そしてこちらは私の秘書のようなことをやって貰ってる、目黒です。」
目黒「目黒康二と申します。よろしくおねがいいたします。」
米倉にそれぞれ名刺を渡す亮平と目黒。そして
「立ったままでもなんですから、どうぞお掛けください」
という亮平の言葉と共に、全員が腰を下ろす。
「今更ですが、米倉さんはどういった?
そしてどうして弊社の寮に居たのですか?
(心の声:ワンピース姿の井ノ上さんも可愛いな。薬の作用があるとはいえ、こんなに清楚なのにあんなに色っぽい声出して乱れるとは、ああくそっ、間近であの声聞きたい、いや俺の力であの声出させたい。。)」
挨拶をしながらも、そんなことを考えている亮平。
米倉「こちらこそ挨拶が遅れました。
私エステシシャンをしております米倉有紀と言います。
一応ランコントルというエステ店を経営しています。
あっ、エステ店って言ってもエッチなやつじゃなくて健全なやつですから(笑)
御社の寮に居た理由はですね…話せば長くなるのですが…」
※元投稿はこちら >>