沙織さんと裕翔が乗り込んだあと、屋形船は静かに出船していて、
大きな川を下り海上へと出ていて・・・。
「そんな緊張するな。
お前たち2人を取って食うわけでもない」
沙織さんと裕翔、交互に目をやりそんな事を言ったあと、
手を「パンパン」と2回叩くと、白衣を着た料理人と思われる男性が顔を覗かせると、
「始めてくれ」そう指示をだし・・・
「ところで鈴木さん、裕翔の成績は如何なものかの?
私は、裕翔を海外の大学へと進ませ、経営学を学んで欲しいと思っているのだが」
沙織さんの顔を見ながら、孫の進路を心配するように聞く祖父。
そんな事を聞きながらも、沙織さんや裕翔から見えない所では、左側の秘書っぽい女性に手をだしているようで、
その女性は顔を伏せて、手を口に当てていて・・・。
裕翔はあえて口を出さず、目の前の御膳に並ぶ料理を、
一口、また一口と口に運び・・・。
料理人の男性が、目の前で天ぷらを揚げ始める・・・。
船の中にいい香りが漂い始め、揚げたての天麩羅がそれぞれの皿に・・・
(そんな感じです。
祖父の影響を多く受けていますねw
屋形船なので、天ぷら以外の料理は既に御膳として並んでいて、
天ぷらだけは揚げたてを・・・そんな感じで捉えてもらえると助かります)
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