変な噂も耳に入るけれど、何だかんだ言っても素直でいい子だな
そう感じながら家まで帰る私たち
「どうぞ上がって」と声をかけ、海斗くんを先に自分の部屋へ行かせる
お茶の用意や水分の準備くらいはしてから部屋に入ると、トレイを机に置いた途端抱きつかれてしまう
「こぉら、気が早いってば
これからセックスするために部屋に呼んだのはそのとおりだけど、まだパートナーになるかどうかはその先の話だよ」
牽制するものの、スイッチが入ったらしい海斗くんは私を押し倒すように唇を重ねる
それ自体は私も受け入れるつもりだったから、こちらからも唇の隙間から舌先を出して彼の唇をなぞる
「とりあえず、服くらいは脱ぎたいんだけど?」
キスを中断し、モノトーンの服を脱ぎはじめる
やがて白い肌に黒い下着という、やはりモノトーンに近い格好でベッドの上に座る
そして悪戯っぽい笑みを浮かべ
「私も、海斗くんなら新しいご主人さまになってもらってもいいかな、なんて
期待してるんだから、頑張ってね」
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