「は、はい…っ、この間まで学校に行ってました…っ、だ、だからっ、本当に何も知らなくて…っ」
手錠を出されると、両手をゆっくりおろして、お腹の辺りで揃える。
冷たくて重い手錠をかけられ、自由を失った。
動悸が激しく、うまく呼吸できないまま、必死に自分は無害であることを敵兵達に訴える。
連行されることになったが、ひとまずは撃たれなくて良かった、と安心してしまった。
サイズがあっておらず、明らかに男性用であるズボンの裾をズリズリ引き摺りながら、外へと連れ出された。
(…何この、鉄みたいな匂い…っ、赤…い、塊…?)
それはよく見ると、味方兵の死体で、名前は確か…ユウとか言った教育係だった。
たくさん撃たれたのか、血だらけで、一瞬なんなのかすら分からなかった。
「ぉえ…っ、げっ、ぇ…ッ、ごめ゛っ、ごめんなさい…っ」
それが人の死体であると分かった瞬間に込み上げる胃液。少しだけ吐いてしまったが、あとはぎゅっと目を瞑って耐えた。
連れ出された先には同じく手錠を掛けられた少女がいて…
(私みたいに投降したんだ…。これからどうなっちゃうんだろう…)
【お返事ありがとうございます。程度のNGがあるのはもちろんですので、無理のない範囲で拷問してくださいね。よろしくお願いします】
※元投稿はこちら >>