そして、夜が明け次の朝が来た・・・。
私は朝一番で、会社に介護休暇の申請をスマホから送る。
もう夏季の休暇も終わるからだ。
私は会社では中間管理職、余り長く休暇を取る事は許されない。
部長に電話も入れて、お詫びを入れておいた。
ひと段落して子供達も家の外で遊んでいた。
何だか慎一さんは居ないのに、慎一さんを待っていた新婚時代を
思い出していた。
するとそこに公平さんが現れた・・・あの軽四に乗って・・・
玄関前に車を停めると、公平さんはまるで我が家にでも帰ってきた様に
子供達に声を掛け、上がり込んできた。
お父さんのところにお見舞いに行った帰りだそうだ。
台所にいる私の背後に立ち、挨拶とばかりにキスをする。
私ももう拒絶しない・・・そして、公平さんがズボンのファスナーを
開くと、私は大切なモノを扱う様に引き出して口に咥える。
躾けの出来たメス犬の様に・・・。
どうしてそこまで出来るのか私にも解らない・・・。
公平さんはまた病院に行くなら、クルマが必要だろうと、持ってきた
そうだ・・・要らなくなったら取りに来るし、子供の子守りもしてやると。
私はもう、逆らえない・・・また何か考えてる・・・。
それは、私がして欲しい事?・・・きっとそうだ・・・。
私は子供達を預けて、クルマを借りる事にした。
クルマに荷物を乗せようとすると、袋を見つける・・・。
何か仕事に必要なモノ?・・・私は興味から中を見てみる。
はるな
(こ、これって・・・)
それはSMの道具だった・・・こんなところに置いておいて・・・
私に見せつける為?・・・どんなふうに使われるの?・・・。
雑誌とかでしか知識のない世界・・・。
そう言えば昨夜、とりあえずの道具と言っていた事を思い出す。
そして、運転席に回って驚く・・・なんとここに来た時に履いていて
無くなったショーツ・・・それも見るからに性液がべっとりついて
カラカラに乾いたモノが無造作に置いてあったのだ。
公平さんは最初から・・・後悔が私を襲う・・・。
でも・・・もう遅い・・・。
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