「サリーナ様…馬車の準備はできました…さぁ街に出かけましょう…」
今日は街で祭りが行われる日…半月前にサリーナと約束を交わした日だ。
「昨夜はよく眠れなかったのではないですか?」
馬車を走らせながらアレクはサリーナに尋ねた。
この半月でのサリーナの変わりようはアレクも驚くほど…破瓜の痛みに涙ぐんでいた時がはるか以前のように思えるほどだ。
アレクの巻いた「祭りの日に街へ…」という餌の効果は絶大で、ザーメンミルク摂取に1番効果的と騙されたとも知らずにセックスへの前向きな姿勢はアレクを喜ばせた。
痛いだけのセックスも元々の敏感体質も相まり尻同様…それ以上の快感を感じられるようになるにはアレクが思っていたよりも早かったのだ。
膣の入口近くを張り出したカリ首で擦り上げられることと奥をペニスでグラインドされることが特に気に入ったようで、野太い喘ぎ声を上げるほどに感じるようになっていて、出かける前日ということで軽く済ませるはずのセックスは濃厚なものとなった。
「実は今日のことが楽しみで…あまり…子供みたいですね…」
少し腫れた瞼を擦りながらサリーナは照れくさそうに笑う…
「そうですか…それほど楽しみに…この半月…サリーナ様の頑張りには私も驚いています…大量のザーメンミルクの摂取したおかげか、体調もすこぶるよろしい様で…今日は思い切りお楽しみくださいね…でも申し訳なく思っていることもございます…サリーナ様にそのような粗末な格好をさせてしまい…もっとお洒落をして頂きたいとも思いますが…万が一にもお父上に知れることになっては…」
レイウスの住居でもある城からは遠く離れた僻地…サリーナの顔を知る者などいないはずだ。
金色の美しく長い髪をひとつに纏めスカーフを被り、服は村の娘たちが着るようなものを身につけさせた…ぱっと見はそこいらの村の娘のようだが、その女神にも例えられた美しさは隠しようがなく、お洒落をして出かけたなら必要以上に目立ち、何処かの貴族か姫君だと噂になるかもしれない…そんな噂はあっという間に広がるもので、遠く離れたレイウスの耳にも入るかもしれないのだ。
詫びるアレクにサリーナは首を横に振り、自らの粗末な格好など全く気にもしていないようだ。
そんなことより街に出かけられることを心底嬉しいというような笑顔を見せる…
馬車をゆっくりと走らせ2時間あまり…郊外の広場に馬車を停め2人は街の中心を目指した。
寝不足であろうサリーナの足取りは軽く、普段はゆっくりの歩調は早くアレクの手を引っ張るほど…
街の中心部へ近づくにつれ、デコボコした道が石畳になり、2人と同じ方向に向かう人の数も徐々に増えはじめた。
遠くからは太鼓や笛の音が風にのり聞こえてくると、サリーナはアレクを急かすように手を引っ張る始末…
どれほど楽しみにしていたのかがアレクにも伝わる。
(ふふふっ…よほど嬉しいようだな…まぁ…まずは思い切り楽しませてやるか…そのあと…)
アレクがサリーナを祭りに誘ったのは積極的にザーメンミルクを摂取させるため…そして…
目を輝かせて前方を見つめ歩を進めるサリーナはアレクの顔に浮かんだ意味深な笑みに気づくことはなかった…
※元投稿はこちら >>