「は、はい…。それでは私は食堂の方にいますね…。」
アレクが止めるまでペニスにしゃぶりついて離さず、射精させても口を離さないまま、さらに精液を求める始末。アレクが目覚める前から音を立てて濃厚なフェラチオを披露し、シーツの中に潜り込んでいた。
もっと精液を摂取したかったため、少し残念そうにしながら、のそのそベッドから降りた。
町に行くという餌の効果は抜群で、絶倫気味のアレクでさえも、少し疲れるほど積極的になっていた。
(早く良くなって、お菓子やお茶をたくさん飲みたいところです…っ。何やらお酒を飲むところもあるみたいですし、夜景だったり、お花だったり…、見たい物もたくさんありすぎます…っ)
食堂で配膳を待つ時間も、鼻歌混じりに両足をプラプラ揺らしてご機嫌な様子を見せる。
貴族の箱入り娘で病弱であり、その結果の強い街への憧れが生まれていた。
普通にしてさえいれば、美しい年頃の娘の無邪気な一面を見せるが、アナルセックスの時は人が変わったように野太い声をあげる淫乱娼婦と化す。
「ああ゛ッ!!イグッ!!イきまずぅ゛ッ!!」
静かな森の中の屋敷には夜な夜な激しい喘ぎ声が響くことが日課になっていた時、行為を終えたアレクから最後の契りについて聞かされる。
先ほどまで獣のような声をあげていたとは思えない、少し艶かしい表情でアレクを見つめ
「…そ、そうですね、私たちは仮の…。それに子ができてしまったら、お父様がなんとおっしゃるか…。」
サリーナを溺愛し、屋敷からも出られない彼女に対して多額の金銭を私費から送りつけるレイウス。
もし、アレクとの子を孕んだ場合、確実にアレクは死罪となるだろう。
それを避けるためには、レイウスやメイサに対し、サリーナ自身がアレクとの関係を強く望むことくらいだろう。
そうなるように徐々に仕込まれていることに気がつきもしない。
(私はアレクと…、い、いや、それはアレクに迷惑がすぎるでしょう…。)
アレクとの子、正式な結婚。
想像し、少し頬を赤らめて俯く。
よくわからない貴族の息子や隣国の皇子などより、ずっと楽しく暮らせるような気がしていた。
しかし、それはきっと許されないこと。
仮にそうなった場合、被害を被るのはアレクの方で、すぐに思い直した。
そして、満月の夜。
サリーナは目を瞑り、両手の指を組んで、真剣に神への祈りを捧げる。
「…、今宵は月が綺麗ですね。礼拝堂も月光でこんなに明るい…っ。うふっ、うふふ…っ、アレク…。」
礼拝堂は蝋燭の灯りのみだが、強い月光が入り込み、お互いの顔がしっかり見えるほど明るい。
じっと見つめ合うと、少し照れ臭くてクスクス笑い、そっと目を閉じる。
絵画から飛び出てきたような美女。
病に侵されていなかったなら、きっと視線に入ることすら許されなかった存在。
その処女をあと少しで奪えるとあれば、ズボンの下のものがはちぎれそうなほどになっていた。
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