「ああっ、アレクっ、アレクぅっ!!」
腰を上下させ、尻肉を叩きつけ、根元までペニスを深く咥えこむ。
絶叫のような恥ずかしげもない喘ぎ声を出し、意味もなく、アレクの名を連呼する。
清潔に身だしなみを整え、美しい天女が現れたと社交界で話題となったサリーナの現在は、髪を振り乱し、涎を垂らしながら自らクリトリスを弄り、アナルセックスに狂う淫乱娼婦そのものだった。
「イくっ、イきますっ!イくっ、イくっ、イくぅぅ!!!」
何度目かもわからない深く痺れるような絶頂。
その度に腸が射精をねだるようにペニスに絡みつく。
サリーナの開発された乳首をアレクがつまむと、まるで玩具のように身をこわばらせ、甘い吐息が漏れる。
まるで獣のような、本能で貪るようなセックスを終え、全裸のままアレクの傍に寝そべるサリーナ。
汗をかき、少し疲れた様子のサリーナは、先ほどまでの様子とは真逆の姿を見せ、澄ました表情はアレクですらいまだにドキッとするほど。
「より効果的なのであれば、拒む理由はありません。それに、すごく気持ちよく…。」
澄ました顔が少し赤く染まる。
シーツは汗や愛液などで少し汚れているが、もはやそんなことは気にならなかった。
むしろ、先ほどの激しい行為を思い出し、再度昂ってしまうほど。
「ま、街にっ!?本当ですかっ!?」
鈴虫の鳴き声がうっすらと聞こえる夜。
ピロートークのような柔らかな会話の中、それを引き裂くようにサリーナが飛び起きた。
街に行くことは昔からの夢だった。
元々病弱で必要最小限の外出しか許可されず、屋敷の私室から城下町を見つめるだけの日々。病気が悪化してからは森の中に幽閉される有様。
月一回のレイウスへの報告のため、アレクが街に出かけるお土産が唯一の楽しみ。
「アレク…っ!!私頑張りますね…っ!早くよくなりますからっ、絶対っ!」
サリーナの瞳が夢見る少女のようにキラキラと輝いていた。
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