映画のエンドロールが流れ、感動に浸る客もいれば、いち早く席を立ち始めた客もいる映画館の中で
「一瀬さん、一瀬さん。映画終わってしまいましたよぉ。起きてくださぁい」と莉奈の肩を叩きながら声をかける権蔵。
莉奈がうっすら目を開け、権蔵の起きてくださぁいと言う言葉に今の自分の状況を徐々に理解すると、ハッとして隣を見ると和也もぐっすり眠っていた。
そんな莉奈の様子を見ながら
「一瀬さんだけでなく、高城さんもぐっすり寝ていたみたいですねぇ。高城さんはどうか知りませんが、一瀬さんは勉強でおつかれだったみたいですからねぇ」とニヤニヤしながら声をかける。
せっかくのデートで寝てしまい、慌てる莉奈を可笑しくてたまらないといった感じで見ながら「映画、とっても面白かったですよお、一瀬さん。もしよかったら、一瀬さんと高城さんに内容をお伝えしましょうかねぇ」と和也と莉奈が絶対に受けないであろう提案をすると、莉奈は和也を起こし、権蔵にペコリと頭を下げると出ていく。
5分後、ようやく頭がハッキリした和也は両手を合わせて
「ごめん、莉奈ちゃん。今日のことが楽しみで昨日あまり寝てなかったんだ。せっかくの映画なのに熟睡しちゃって、ほんとにごめん」と謝罪をする。
そして、和也は
「映画は残念だったけど、このあとも時間あるよね?よかったら、これからご飯に行かない?美味しいところ調べてきたんだ」といつもの笑顔を取り戻して莉奈をランチに誘う。
莉奈の下着が、権蔵にイキ狂わされ、グショグショになっていることなんて全く知ってはいなかっただが。
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