権蔵「何でっていわれましてもねぇ、こうしてここの席のチケットを持っているのは確かですからぁ」
「そ、それはそうなんだけど…でも何で寄りによって…」
(自分がその場所を教えたなどとは思いもしないまま…
高城先輩の事もありバレたくないため歯切れも悪く…)
「あっ…先輩…」
(ドリンクやポップコーンを持って戻ってきた先輩に気付きどうしようかと困惑気味に振り返ると…)
権蔵「これはこれは、元生徒会長の高城さんじゃありませんか、お久しぶりですねぇ。一瀬さんと会っただけでも驚きなのに、まさか高城さんとも会うとは奇遇ですねぇ」
(悪びれもなくふてぶてしく先輩に挨拶する権蔵…)
和也「どうして、権蔵がここにいるの、莉奈ちゃん?」
「わ、わからないんですけど…何故か隣に居て…」
(先輩には権蔵と二人きりで勉強会を頻繁にしていることなど言えるはずもなく…
何とか気付かれない様…しらを切るが…)
和也「どうする?権蔵が隣にいたら映画楽しめないんじゃない、嫌だったら映画やめるか他の会にするかどうする、莉奈ちゃん?」
「で、でも…今日この時を逃すと…
楽しみにしてた…せっかくの先輩との時間が…
せ、先生の事は気にしないで映画…観ましょ?先輩…」
(この判断が失敗で後悔することになるなど今は知る由もないが…)
和也「わかった、莉奈ちゃんがかまわないならこのまま見ようか。もし、嫌になったら遠慮なく言ってよね、莉奈ちゃん」
「う、うん…わかった…」
(狭い観覧スペース…それでも先輩側に寄り…権蔵との間に隙間を開けるが…
それがまるで意味をなさない程…でっぷりとした権蔵…
大音量で始まった映画を観つつ…権蔵のことは気にしないようにしていたが…)
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