権蔵「一瀬さん、どうしましたかぁ?もし、口の中が気になるなら化粧室が二階にありますから、見てきたらどうですかねぇ」
「う、うん…ちょっと…お手洗いに行ってくる…」
(自分の事が気掛かりで権蔵の怪しげな挙動には気付くことはなく…
ひとまずこの場を離れたく促されるまま…二階へと上がっていき…)
(二階化粧室)
「うえぇ…何なの…この口内のベタつき…ガラガラ…ペッ…」
(口内も口の周りもベタつき匂いもキツく…
何度もうがいをして軽く身嗜みを整えるが…)
「うーん…でもコレは…どうしよ…権蔵も居るし…」
(ビチョビチョに濡れたショーツ…着替えもない為脱ぐ訳にもいかず…
トイレットペーパーで自らの濡れた股間を拭き取り…)
「何もしないよりはマシかぁ…
先生に言って今日はもうこのまま帰ろう…」
(自分の身に何か起こったのか…考える気力はないまま…
自分が思っている以上に疲労が溜まっているのか帰ろうと決め化粧室を出て下に降りていくが…)
和也「あれっ?もしかして、莉奈ちゃんじゃない?久しぶり、元気だった」
「えっ!?…た、高城先輩!?」
(階段を降り権蔵を探していたが…
背後から久しぶりに聞いた懐かしい声に振り向くと憧れていた先輩だと分かり…)
和也「莉奈ちゃん、受験勉強頑張ってるんだってね。今日は一人で息抜きに来たのかな?今から頑張り過ぎると本番まで持たないから、息抜きはしっかりした方がいいからね。俺は男友達と来てるんだけど、友達がゲームにハマっちゃってちょっと店内散策してたんだよね」
「そ、そうなんですよ…ちょっと息抜きっていうか…
」
(まさか先輩も在学当時嫌っていた権蔵と一緒にいるなどと言えるはずもなく返事も歯切れが悪くなるが…)
「私はもう遅いから帰るところだったんです…
先輩は大学生活を楽しんでいるみたいで良かったです…
久しぶりに会えて何か頑張る気力が湧いてきた気がします(笑)」
(本来なら近付いていきたいが、どうしても自分の身体染み付いていそうな異臭や口内の臭さが気になりぎこちない笑顔になってしまっていたが…)
和也「息抜きと言えばさ、莉奈ちゃんは夏休み最後の日曜って空いてる?夏休み中も勉強頑張ったご褒美も兼ねて、2人で映画とかどうかな?二学期始める前の息抜きってことで?」
「えっ!?…夏休み最後の日曜日ですか!?」
(憧れの先輩からのお誘いに有頂天になり…
慌てて権蔵が近くに居ないか周りを見渡すが見当たらず…)
「うん…大丈夫です…空いてますっていうか…
何かあったとしても空けます(笑)」
(そうこうしているうちに先輩も連れに呼ばれ…
約束と連絡先だけ急いで取り交わし…)
「じゃあ…休みの最後楽しみにしてますね?先輩…」
(そう言うと先輩は爽やかな笑顔で友達と合流し…
何やら私の事でからかわれているのか苦笑いしながら次へと移動していく先輩を眺めていたが…)
「ふぅ…こんな所…先生に見つからなくて良かった…
ふふっ…でも楽しみが増えたなぁ~」
(憧れの先輩からのデートのお誘いに頬を緩めていたが…)
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