権蔵はこのまま莉奈をここにいさせるとプリクラに気づかれると思ったのか
「一瀬さん、どうしましたかぁ?もし、口の中が気になるなら化粧室が二階にありますから、見てきたらどうですかねぇ」と莉奈を心配しているかのようにいいながら、さりげなく二階に誘導する。
そして、莉奈が二階に上がったのを見届けると、すかさず戦利品であるプリクラを確認し(想像より卑猥に撮れていますねぇ。オナニーのおかずにはもちろん、他のことにも使えるかもしれませんねぇ)と考えながら、莉奈がいないうちに、鞄にしまっておくと、莉奈が下りてくるのを待っていた。
莉奈が化粧室で用事を済ませると
「あれっ?もしかして、莉奈ちゃんじゃない?久しぶり、元気だった」という若い男の声が耳に入る。
振り返った莉奈の目の前には、片思いの高城和也が笑顔で立っていた。
「莉奈ちゃん、受験勉強頑張ってるんだってね。今日は一人で息抜きに来たのかな?今から頑張り過ぎると本番まで持たないから、息抜きはしっかりした方がいいからね。俺は男友達と来てるんだけど、友達がゲームにハマっちゃってちょっと店内散策してたんだよね」と久々にも関わらず、以前と同じように爽やかに話しかけてくる和也。
「息抜きと言えばさ、莉奈ちゃんは夏休み最後の日曜って空いてる?夏休み中も勉強頑張ったご褒美も兼ねて、2人で映画とかどうかな?二学期始める前の息抜きってことで?」と、莉奈にとっては憧れの和也からまさかのデートの誘いであった。
莉奈がさりげなく周りを見渡したが、権蔵の姿はなかったため、和也は莉奈が権蔵と一緒にいることは幸い気づいてないようであった
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