咲夢さん、こんにちは。
冗談が言える余裕が出てきてよかった。
今日は気温、若干楽なような気がしますが、週末は年末のような冷え込みになるとかなんとか・・・(嫌だなぁ(泣))
好きな人と言ってもらえて嬉しい・・・なんか照れちゃいます。(#^.^#)
本編です。
冷たい視線の咲夢、冷笑気味の視線の将、心配そうな視線の鈴子。
三人がそれぞれの思いで、林がたこ焼きを口に運ぶのを待っている。
<咲夢ちゃん、山神、悪かった。食べるからそんなに見つめないで・・・すずちゃん、大丈夫だから・・・>
五つのうち一つを箸で持ち上げ別皿に置き、割ろうとする林に向かって
『林、お前何割ろうとしてるんだよ。さっき言ったように中身は、蛸・海老・練乳・辛子・山葵のどれかだ。中身分かって食べるんじゃ、つまらないだろうが。』
<山神、お前なぁ・・・これたこ焼きだぞ。一気に口入れたら火傷するに決まってるだろうが。咲夢ちゃん山神に何とか言・・・>
咲夢の方を見た林の目に入ったのは、咲夢の冷たい視線。
<分かったよ分かりました・・・>
覚悟を決めたのか、先程取ったたこ焼きをもう一度持ち上げ口の中に一気に入れた林は、勢いのまま一口噛む。
<あふっ・・・はふっはふっ・・・あふっ・・・・・・>
<正憲さん、今水を・・・あれっ・・・ない>
鈴子の前にあったはずの林用のコップは、いつの間にか将の前にあり、渡すつもりはないようである。
<(私のコップを・・・で、でもそれじゃ所謂間接キスになっちゃうし・・・でもあんなに熱がってるし。。ええい・・・)正憲さん、ジュースですけど。>
鈴子が逡巡しながらも差し出したコップの中身を、林は一気に飲み干す。
<熱かったぁ・・・口の中火傷するかとい思ったぞ、山神。。>
『熱かっただけか、つまらんな・・・中身はなんだった?』
<あっ・・・そういえば熱かっただけで、甘くも辛くもなかったな。何だったんだろ。すまんよくわからん。。>
『でもこれで残り四分の三は、甘いか辛いかになったわけだ。』
『咲夢もりんちゃんも、冷めないうちに食べて・・・』
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