将さん、こんにちは。
将さんに大敵な熱と格闘?してました?(まだ少しあるので格闘してますが正しいかなぁ…。)
だいぶ余裕ができたのでまた妄想のお相手下さい。
【本編です。】
〈紫!〉
「えぇ、りんちゃんの好きな紫です。」
目ざとくガラスの花瓶に挿されたカンパニュラに気づく。
〈すずちゃんは青系統の色好きだよね。〉
〈えぇ、気づいていたんですね。〉
〈当たり前じゃないか…、す、好きな人のことよく見てるんだよ。〉
リビングでも付き合いたてと言ったカップルの会話をふたりの世界で繰り広げている。
「(小声)時間の問題かと思います。
しばらく離れ離れになりますし電話もままならないでしょうから…、近々……。
咲夢もあんな風に最初の頃はドキドキしていました。
今は別の意味でドキドキしてますが……。」
そう言いキッチンへと入り飲み物を用意し将が用意してくれていたバルコニーのクーラーボックスに入れたこ焼きパーティーが始まる。
「たこ焼きだけではと思いましてサンドイッチを用意しました。」
〈サンドイッチに揚げ物を挟んでるの?〉
「野菜だけじゃないと将さんに教えてもらいお料理のサイトで調べてみました。
コロッケサンドは商店街に行った時、将さんに教えてもらいました。」
〈あの失礼な人のお店がある商店街ね。〉
〈失礼な人?〉
〈えぇ………。〉
鈴子は林に駅前の奏楽との出来事を話をすると林は憤慨する。
〈山神は兎も角、すずちゃんに失礼だ!〉
「林さん?」
静かで冷静な声で“山神は兎も角”と言ったことを名前を呼んだだけでも解る私憤を見せる。
〈ま、正憲…さん、早く咲夢に……。〉
「りんちゃんは気にしなくていいですよ?」
鈴子には微笑み、林には無表情でバルコニーへと誘う。
〈あれ?俺、…やらかした感じか?
山神、咲夢ちゃん、怒ってるよな?何か変なこと言ったか?〉
セットされたテーブルにはホットプレートと並べられた材料。
「将さん、たこ焼きの生地は液体を入れればいいのですよね?」
あらら、咲夢のこと林さんに怒らせてしまいましてね。笑
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