咲夢さん、こんばんは。
今日は家にいたんですね・・・もうちょっと早く気が付けばよかった。
朝夕どころか昼間も寒くなってきてますが、体調多少は落ち着きましたか?。
明日仕事とのこと、無理しない範囲で頑張ってください。
許してもらえて良かった(笑)
ってことでまた今度、時間のある時にでも話したいです(#^.^#)
(なにが、ってことなの?)
本編です。
バルコニーの用意をしていると、リビングから咲夢が
「将さん、林さんが到着したようです。咲夢が迎えに行ってきますね。」と声をかけてくる。
『ごめん、よろしくね。』
作業の手を休めずに咲夢に返す将。
インターホン越しにコンシェルジュと話し、来客用スペースに駐車して、車を降りる林。
<何回来ても、ここのセキュリティには驚かされるな・・・山神の奴、居住者は、カメラがナンバー読み取って自動的に開くって言ってたよな。ここまで来ると個人用住宅には応用効かなそうだし。賞レースに参加するには、もっともっと革新的かつ使いやすくできれば手を伸ばしやすい価格帯じゃないとな。>
そんなことを思いながらエントランスに入ると、受付前に咲夢の姿が。
<咲夢ちゃんごめんね。ありがとう。。>
「あっ林さん、電車が止まってしまって大変でしたね。こちらの書類に林さんの車のナンバーを記入してください。」
と書類を指し示す咲夢ちゃん。
<ここでいいのかな・・・はい、じゃあこれで。>
書いた書類を咲夢ちゃんに渡すと、咲夢ちゃんから受付の担当者に渡される。
<はいこれで大丈夫です。>と渡利さん。
「行きましょう。」という咲夢ちゃんに促されてエレベーターに乗り込むと、
<今日は、すずちゃんの事迎えに言ってくれてありがとう。助かったよ。>
と言う林に対し「行ったのは将さんですし。」と咲夢ちゃん。
「どうぞ入ってください。りんちゃんお待ちかねですよ(笑)」
<う、うん。じゃあお邪魔します。>
と、用意されていたスリッパを履き、玄関に上がる林。
その音を聞きつけ玄関に顔を覗かせる将と鈴子。
『おう、林来たな。。』
<正憲さん・・・>
<すずちゃん・・・>
見つめ合う、林と鈴子
『お二人さん、人んちの玄関で突っ立ったまま何してんの?積もる話はリビングかバルコニーでしてくれや(笑)』
そう茶化して、二人をリビングへ誘導する将は後ろからついてくる咲夢に
『この分じゃ林の奴、りんちゃんにまだキスもしてないのかな?』
と耳元で囁く。
リビングテーブルには、花瓶に活けられたパープル色のカンパニュラの花。
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