再びこんばんは~。
咲夢は部屋に籠もって涼しくしてます。
大雨に警戒ですね。
【本編です。】
「では、りんちゃんと一緒に起こしにいきますね。」
林も居るベッドルームに一人で入るのは気が引ける。
鈴子に向かい一緒に林も起こそうと提案し温泉へ。
将と林、そして支配人及び警備員がパパラッチを取り囲む頃、ホテルに警察が到着し
出入り口の従業員に案内され離れの塀の外、将たちが取り囲むパパラッチの元へ。
そして取り押さえる警察官たち。
「あのよくない臭いの人に浴衣姿を見せるのは気分がよくありません。」
<湯上がりだけど仕方ないわよね…、もう一度洋服着てロビーに急ぎましょう。>
軽く身支度を整えロビーへと行くと朝から尾けていたパパラッチと対面する。
<あの……、ロビーだと周りの人たちの視線が……。>
<そうですね、失礼いたしました。
会議室へ移動しましょう、この人数でも問題なく入れます。>
<(警察官の私が言うのも何だがふたりとも盗撮したくなるような美人だな……。)
案内よろしくお願いします。>
皆で会議室へと行くと。
咲夢と鈴子で撮影された映像を見ていくと朝の出発駅から車内、大〇〇と美術館、確認するような誰も居ない露天風呂の写真。
そして散策の将と咲夢のキスの写真。
キスの写真には咲夢より鈴子の方が顔を赤くしている、それを心配し林もが。
露天風呂に入っている咲夢と鈴子の写真もあったがその写真は顔が認識出来るかくらいの写真。
そして肌は…、背中側の肩が映されていた。
「コレは証拠になるので削除は出来ないのですよね?」
<えぇ、申し訳ないですが……。>
<仕方ないわよ、咲夢。
顔も判別出来ないし肌も肩くらいだもの。>
そうは言っても鈴子は今にも泣き出しそうな目をして林を見ないでいる。
「(りんちゃん……、お好きな人の前に他の方に肌を見せてしまったのが悔しいのですね……。
将さんを好きでいる今ならりんちゃんの気持ちよく解ります。)」
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