将さん、こんばんは。
夜に差し掛かってるのにまだ暑いです。
お風呂入ってからエアコン点けようと思います。
【本編です。】
「咲夢も将さんを愛してます。」
固く抱きしめられ、腕を背中に回すと同じ様に抱き着く。
名残惜しそうに身体を離し、再び手を繋ぎ歩き部屋に戻っていくと
林と鈴子も手を繋ぎ戻ってきたところだった。
<咲夢、そちら側にも花咲いていたかしら?>
「えぇ、咲いていたわ、明日の早朝、今度は反対側も歩いてみたいわ。」
<正憲さん、咲夢たちの方に明日も散策しませんか?>
<すずちゃんが行きたいなら僕は反対しないよ。>
「将さん、勿論一緒に?」
部屋に入ると備え付けの冷蔵庫からお菓子と飲み物を取り出すと。
「りんちゃん、お食事の前にお風呂に入りませんか?
と、言う事で将さんと林さんはリビングへ、これを持って行ってください。」
グラスとお菓子と瓶ビールを将に渡すと鈴子とふたり、露天風呂の脱衣場へ。
<ふたりだけだから湯浴みなししない?>
「いいですよ、脱ぐ前に衝立と障子を閉めましょうね。」
<えぇ、影でも(身体)見せるのは恥ずかしいかね。>
ふたりで手分けして衝立と障子を用意し、鈴子が態と。
<正憲さん、山神さん、覗いちゃダメですからね。>
「りんちゃん!将さんはその様な事しません!」
<咲夢、正憲さんだってしないわよ!ねっ?>
クスクスと笑い合う咲夢と鈴子。
リビングでは……?
露天風呂の脱衣場は表から見えないようになっているが露天風呂は庭をのぞいている。
交互にかけ湯をし露天風呂に浸かると。
<あ~、気持ちいい!こうやって咲夢と旅行に来て山神さんに感謝ね。>
「ふふふっ、ダブルデートの初めがお泊りになるとは思いませんでしたが
咲夢の夢の一部も叶いましたから嬉しいです。」
【パパラッチ編です。】
<さっきはヤバかったな、次は温泉か……。
今度は間違わないよう夜景モードにしてっと……。
バッチリって訳じゃないがふたりが見えるな……。
っか、縁に座ってくれねーかな?>
【本編とパパラッチ編です。】
風向きが変わった気がし風が少し強くなったように感じたのと同時によくない臭いがする。
「りんちゃん、湯ぶねから出ないで、出来るだけお湯の中に沈んでね。」
そう言うと窓と障子を開け将を呼ぶ。
「将さん、将さん……。」
将が側に来ると
「りんちゃんが居るのでなるべくこちらを見ないで下さい。
先程、散策した崖の方からよくない臭いがしてきます。
林さんと確認してきてもらえませんか?
お庭から外部通路へは内鍵から開くそうなのでお願いします。」
<ん?なんだ?またあの咲夢って娘が気づいたか?
まさかな、ここから離れてるから大丈夫だろう。>
そのままスマホカメラで撮影している。
ここでパパラッチ退散&撮影された映像確認ですね。笑
※元投稿はこちら >>