再びこんにちは。
今は薄日も挿してますが、雨雲レーダー見ると、西の方から雨雲迫ってて、今夜から明日にかけて、どうなることやら。。
本編です。
『ハコネバラか。部屋戻ったらスマホで調べてみようよ。』
そう言いながら、顔を近づけると目を瞑る咲夢だったが、急に眼を開きあたりを見回す。
『どうしたの?こっちに来ようとする人間は、フロントでシャットアウトしてるって支配人言ってたし、俺たち以外誰もいないよ。。』
そうですよねと言いながら、再度目を瞑る咲夢。
将は咲夢の顔に顔を近づける。ぷにっとした若干湿った肉の感触が、将の唇に伝わる。
そのまま舌を差し入れようと考えた将は、以前母に言われた<<リップの乱れくらい、あなたが気が付かなきゃ・・・>>という言葉を思い出す。
『(そうか、ここでリップ剥がれてるの、りんちゃんに見抜かれたら、咲夢困っちゃうよな・・・)』
そう思いなおし、軽く唇を合わせただけで離し、固く抱きしめ、
『愛してる・・・咲夢。。』
暫くそのままでいた後、漸く身体を離す。
決定的瞬間をパパラッチに撮影されてしまったことに、気が付いていない二人。
『あいつら(林とりんちゃん)も今頃、上手くやってるかな。』
笑いながらそう話すと、
『暗くなってきたからそろそろ戻ろうか。』
と、咲夢を誘ってもと来た道を戻り始める。
【パパラッチ編】
<なんなんだよ、あの勘の鋭さは。。>
すんでのところで気が付かれずに済んだパパラッチ。
再度恐る恐るカメラを向けると、今度こそキスを交わそうとしているところ。
<おぉ。。橘鈴子じゃないところが残念だが、まぁいいか。。>
そう思いながら、連射でシャッターを切ると、急いで写真を確認し始めるパパラッチ。暗がりだったせいか、肉眼でははっきりと見えていたのだが、写真になると影になっていて上手く識別できない。
<くそっ。夜景モードで撮れば良かったか。。>
パパラッチがそう思っていると、二人が視界から消える。
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