ソープを塗りたくり手を動かすとヌチュヌチュと音がする。
咲夢はあの中嶋泰恵さんの言葉に嫉妬して対抗している。
知られてしまえば嫌われるかもしれない、だけど……。
咲夢も出来ることを証明したい。
将さんに喜んでもらいたい。
将さんに満足してもらいたい。
口に含むと…将さんは、眉間にしわを寄せている。
これは気持ちいいと言うことですよね。
ゲホッゲホッ……、ダメだった。
将さんに気持ちよかなってほしかったのに……。
下を向きダラしなく咳込み、涎を垂らしていると将の指が顎に。
そして……、唇を合わせる。
「……怒らないでくださいね。
将さんを信用していますが咲夢自身に自信がないんです。」
ポッリポッリと中嶋泰恵に言われたことを話す。
「だから将さんに満足してもらいたかったんです。
ごめんなさい、出来ませんでした。
咲夢では駄目ですね。」
話し始めた頃から涙が溢れ今は頬をつたって床に落ちている。
話し終わるとそのまま浴室を出てバスタオルを手にすると軽く体を拭き
私室へ逃げ鍵をかけベッドに倒れ込み嗚咽する。
お知らせでーす。
部屋の窓の鍵はしまってません。笑
驚いてもらえて嬉しいです。
咲夢の行動、言動に翻弄されてくださいな。笑
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