将さん、こんにちは。
今日は蒸してます。
本編です。
将に横抱きにされるとき、中嶋泰恵の恨めしい顔が見える。
(あんなに怖い顔をして…、他の方におかしく思われないか心配です。)
<(何よ、山神さん!そんなにあの娘がいいの?
私のほうが熟れてて美味しいし話題だって私のほうが合うに決まってるわ!
……確か山神さん、華丘駅が最寄り駅だったわよね。)>
エレベーターに乗ると。
「将さん、大丈夫です…、大丈夫…。
少し足元がフラッとしてるだけで気持ち悪くもありませんし車にも乗れますが
少し眠くなってきました……。」
トロンとなってしまっている目で将を見つめる。
立てる?と聞かれ頷くと駐車場の車の助手席に下ろされ、ドアも開けてくれる。
「えっと…、シートベルトして……。」
シートベルトをした瞬間、目が閉じられてしまう。
マンションの駐車場に到着すると……?
【林&橘鈴子、デート編です。】
<正さん、私、もしかしたらラーメンって食べたことないかも知れません。>
<蕎麦や饂飩はあるよね?>
<それに近い感じだと思ってもらえれば、スープはそうだな。
炒飯は食べたことある?それに付いてくるスープのアレンジバージョンだと思えばいいよ。>
<炒飯はあります、啜って食べていいんですよね?>
<あぁ、勿論、日本人だから不思議なことではないよ。
ここ、このお店だよ。>
お店の暖簾をくぐり入店すると威勢のいい出迎えの声と共に一瞬固まる店員さん。
(ヤベェ、この店じゃ見かけない美人だな。)
<こ、こちらのお席へどうぞ、メニューは壁に貼ってありますです。>
と少し変な丁寧語の店員さん。
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