咲夢さん、こんばんは。
早速本編から(笑)
〇〇部長から、半ば強引に△△社長の許に連れていかれる将。
<△△社長ちょっとよろしいですか?今回のCM作ったクリエーターをご紹介します。>
<あぁ、〇〇さん、いつもお世話に……あのCM作ってくれた方?>
<えぇ、こちらがCMクリエーターの山神将君です。>
『初めてお目にかかります。山神将と言います。□□専務には、いつもお世話になっております。』
低頭して、挨拶しながら名刺を差し出す将。
<これはご丁寧に。△△株式会社の△△と言います。この度はいいCMつくっていただきまして、新製品の売り上げも伸びるかと、□□とも話しておりました。失礼ですが、ご所属書かれていませんが。>
△△も頭を下げながら、将の名刺を受け取り、自分の名刺を差し出す。
『頂戴します。フリーでやらせていただいております。。過分なお言葉頂戴しまして、恐縮です。』
<また機会があれば、お願いしたいものですな。>
言葉が終わると、隣に控えている秘書らしき男性が耳打ちを。それを聞いた△△。
<そう…わかった今行く。山神さん、すいませんが、ちょっと失礼しますよ。何かありましたら、□□か〇〇社の〇〇部長から連絡行くと思いますが、その時は良しなに。>
そう言うとその場を離れる△△。
『ふぅ~……〇〇さん、こんなことはこれを限りにしてくださいよ。全くもう、緊張するったらありゃしない(笑)。そうだ、、咲夢。咲夢のところに戻らないと。』
咲夢が確認できるところまで戻り、こちらを向いている咲夢に軽く手を挙げるが、見えていないのか反応がない。それどころか顔が少し赤くなり、方が震えている。
『どうしたの咲夢?』
咲夢はそれに答えず、代わりに中嶋恭恵が手を肩にかけ、わざと咲夢にも聞こえるよな声量で。
<山神さん、また相手してよ。。私もシングルよ。。>
それを聞いて、咲夢が少し外しますと、窓際に移動する。それをいいことに、中嶋恭恵は、
<ねぇ、また抱いて。この前の情事思い出して、私自分で名qぐ冷めてるんだから。>
将の腹を指先で撫でながら、将の耳元で暑い吐息とともに囁く。
将は一歩あとずさり、指を腹から離し
『中嶋さん、この前のことは、お互い割り切り、後腐れなしってことだったはずです。申し訳ないですが、今私には、咲夢がいますから。』
そう言うが、中嶋恭恵は尚も近づいてくる。
その時〇〇部長が咲夢の肩を抱え
<山神さん、すまん。彼女ウェイターの手違いで、アルコール飲んでしまったようなんだ。。>
咲夢は、〇〇部長に抱えられながら、ふらふらとしながら、呂律の回らない言葉で、大丈夫ですよぉ・・・大丈夫ですと繰り返している。
『咲夢・・・〇〇部長すいません。先に失礼します、咲夢を休ませますので。』
そう言うと、咲夢を横抱きしながらパーティー会場を出る将。
その後姿を、唇をかみながら見つめる、中嶋恭恵。
エレベータ意を待ちながら、
『咲夢、、大丈夫?マンション帰って休もうね。。気持ち悪くない?車乗れる?』
【林&りんちゃんデート編】
橘鈴子から、将と咲夢が結婚していないと聞いた林。
<えっ、そうなの。。俺はてっきり……山神の奴、俺に何も言わないで、あの野郎。。>
と言って、少し黙るが
<そういや、俺も聞かなかった。勝手に、一人合点してた。やっぱおっちょこちょいだな俺って(笑)>
その言葉を聞きながら、橘鈴子は将の車の中でのことを思いだし、自然に顔に笑みが浮かぶ。
<なに笑ってるの、すずちゃん。>
<あっ、ごめんなさい、何でもないんです>
<(あんなこと言えないわ。言っても正憲さん、あの野郎って笑ってそうだし、山神さんも笑って許してくれそうだけど。)>
<お昼、中華料理屋さん行きましょう。心配ばっかりしてたから、会えて安心したら、お腹すいちゃった(笑)>
【車の中、回想】
後ろの席で、将と咲夢は婚約はしてますが、結婚はまだですと話す咲夢。
<そうなんだね、解った。正憲さんに話してもいい?>
とりんちゃん、その言葉を受け咲夢が、いいですよねと、運転している将に、言葉をかける。
『もちろんいいけど、勘違いさせたままでも、面白いと思うけど(笑)』
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