夢さん、こんばんは。
リアル将の方、午前中冷たい風がビュービュー吹いてました(泣)
夕方になって落ち着きましたけど……
寒暖差のせいなのかなんなのか、体中が痛いです。
本編です。
ラジオを付け、車を発進させる将。ラジオからはDJのしゃべりが流れている。
運転しながら、後部座席の話も途切れ途切れに耳に入って来る。
(聖心女子学園大学部の学生とはいえ、やはり年頃かぁ……こういう話をするんだな。キ…キス…咲夢まさか。)
ごまかす様に話す咲夢の声を聞いて、胸をなでおろす将。
ラジオはコーナーが変わり、交通情報に。鉄道の運行情報も流れる。話に花を咲かせている後部座席に向かって。
『咲夢、りんちゃん、〇〇線の電気トラブル、あと二時間くらいで解消される予定だって。あの新語右折すれば、ターミナル駅だから。。』
赤信号で止まると
咲夢が、林さん咲夢のこと、将さんの妻だと思ってると思いますと。
その言葉を聞き、りんちゃんが笑いながら、正憲さんって慌て者だからと返す。その言葉を受けて、
『たしかに、あいつ昔から大分、おっちょこちょいのところはあるな。でもたまに鋭いところもあるんだよな。。』
(この場でりんちゃんに、婚約してるって言っていいのかわからんし、これくらいの言い方で(笑))
さあ、りんちゃん、そろそろ着くよ。
将がスピードを落としながら、車を走らせていると、前ぽに大きく腕を振っている男の姿。
『林の奴、りんちゃんのこと迎えに降りてきてる(笑)』
手を振っていた林の真横に、車を止める将。
【林、ターミナル駅編】
すずちゃんとの通話を終え
<良かったぁ、すずちゃんに会える。でも山神たちが駅寄ってくれて、ラッキーだったな。こんな偶然って本当にあるんだな。もしかしてすずちゃんと俺って、赤い糸で……>
駅の売店で、携帯用のキャンディーを一つ買い、一粒口に放り込み、残りをジャケットのポケットに入れるてからロータリーを見下ろせる窓際に移動する林。
<華丘駅から車だとちょっとかかるよな。デートコースの予習を(笑)>
スマホを取り出し、保存してあったページを表示させ見始める。
気が付くと、割合時間が経過している。
<おっと、そろそろ着くかな。下降りてた方がいいのか、待ち合わせ場所にいたほうがいいのか?>
そんなことを考えていると、信号の先から将が乗っている車と、同じ車が。
<ナンバー、ここからじゃ見えないが、まあどうせこのロータリーに来るんだし、下に降りるか。>
階段を駆け下り、ロータリーに行くと先ほどの車が、滑り込んでくる。
<運転してるの山神だよな?ナンバーも確かあんな数字だったはずだし。>
そう思うと、手を大きく振る林であった。
※元投稿はこちら >>