咲夢さん、こんばんは。
寒いですねぇ・・・着る物冬物しまっちゃったんで、ちょっと難儀中です。。
たまにはゆっくりできる日があっても、いいのではないでしょうか。会社のほうは、たまらないでしょうけど(笑)
本編の前に……URLのような服ドストライクです(笑)
本編です。
橘鈴子のほうに、小走りに走っていく咲夢を見ながら、美容室前でのことを思い出している将。
(回想(笑))
はにかんだ様子で、足早に車のほうに来て、助手席に乗り込む咲夢。
変じゃありませんかと、頬を染め咲夢が問いかけてくる。
『変なことなんか全然ない。。凄い素敵だよ咲夢。。仕事なんかさぼって、どこかデートに行きたいくらいだ……そんなわけにいかないところが、辛いけど(笑)』
電車の話をすると、じゃあ会場まで車ですね、と咲夢
まで、思い出したところで後部座席のドアが開き、乗ってりんちゃんとの声で、我に返る将。
(回想終わり)
後ろを振り向きながら
『りんちゃん、久しぶり。せっかくのデートだってのに、災難だったね。送っていくからまあ乗りなよ。』
<ありがとうございます、助かりました。>とりんちゃん。
通話状態のままだった、りんちゃんのスマホから
<すずちゃんすずちゃん。。今の声山神だよね、ちょっと変わって>
咲夢は橘鈴子の横に乗り、後部座席のドアを閉める。
橘鈴子が電話を渡してくると受け取り
『おぅ林、災難だったな。』
<悪りぃ山神。どうしようか途方に暮れてたところだった。。>
『安心しろ。お前の大事な大事なお姫様は無事に、お前の許に送り届けてやるから。(笑)りんちゃんに、変わるぞ。』
そう言うと、将のお姫様という言葉に、少し頬を染めていたりんちゃんにスマホを返す将。
将と林が話している間
咲夢、前座りなよ。いいよ隣で……将さんとは、ずっと一緒にいられるもん。
という、咲夢とりんちゃんの小声でのやり取りがあったのだが、電話で話していた将には、聞こえていない。
二言三言電話で話して、通話を切るりんちゃん。改めて
<すいません。申し訳ありませんが、ターミナル駅まで、甘えていいですか?>
『もちろん。じゃあ出発するね。悪いけどシートベルトしてくれるかな、咲夢も。。このごろ後部座席でもシートベルトしてないと、警察が煩くて(笑)』
話しながら、車を出発させる将。
ロータリーを走りながら見ると、タクシープールのタクシーは全て出払い、並んでいる人たちの顔には。あきらめの表情が色濃く浮かんでいる。
※元投稿はこちら >>