「ふぅん…中々、素直になってきたわねぇ…♪
でも、まだ信頼した訳じゃない。
これは調べさせてもらうわ。隅々までね。チアキ!」
端末を受取り、シンヤを鋭い視線で射抜く。
エリカが指を鳴らすと、仲間の女スパイがあらわれる。
チアキはシンヤを侮蔑を込めて一瞥すると、エリカから端末を受取り、足早に立ち去る。
「アハハッ…♪呆れた。
貴方のお仲間が来るまでに、やらなきゃいけない事はまだまだ沢山あるの。
ご褒美なんて、あげる訳無いじゃない。
せいぜいエリカの気が変わるように、祈りなさい。
ほら…もっと抗ってみせて?シンヤ・ミナト。」
パン!という鋭い音とともに、鞭を伸ばし、構えながら、シンヤに一歩、また一歩と近づいて行く。
ニヤニヤとした意地の悪い笑いは、他人をいたぶることに心底愉悦を感じているような表情。
鞭で叩くという印象を与えたエリカだが、谷間からカプセルを取り出すと、唇に含み、シンヤに口移しする。
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