「ぷはァ…♪タダで済むと?アハッ、ねぇ…GSBの社員って、それしか言えないの?
タダで済まないって、一体どうしてくれるのかしら?
もういいわよ、チアキ。離してあげて。」
カプセルとともに唾液をたっぷりと流し込み、ショウゴに飲ませる。
嚥下してしばらく経ってもエリカは唇を離さず、抵抗を見せると、ショウゴの唇に噛み付く。
長く深い口付けが終わった頃には、ショウゴの唇からは血が滲んでいて…
試すように微笑むと、チアキに合図し、ショウゴを太ももホールドから解放させる。
「リュウジ・ヒノ、シンヤ・ミナト…現状消息不明の優秀な諜報員達をGSBから奪ったのは、この私。
ウフフ…可愛い部下達を、ことごとく使い物にならなくなるまで壊した張本人が、目の前に居るのよ。
簡単に屈したら、つまらないじゃない。
ほら…抵抗して見せて?彼らの誰より、エリカを楽しませて?
肉体や、意志の強い男が惨めにエリカの前に跪く…そういうのが好きだから♪」
にっこりと微笑むと、ショウゴの胸ぐらを掴み、立たせ、その腹部に膝蹴りを食らわせる。
ショウゴが立ち上がると、今度は回し蹴り。
相手の攻撃を余裕の笑みでかわしつつ、確実に一撃を与えて、徐々に痛ぶるエリカ。
ショウゴのデスクの上に、ショウゴを投げ飛ばすと、仰向けになった相手に馬乗り、また唇を重ねる…
そこに、鳴り響く内線のベルが。
電話機はちょうどショウゴが手を伸ばせば届く位置にあり…
「…出ないの?」
チュパッ…
舌をショウゴから引き抜き、口端を釣り上げるエリカ。
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