「ハンッ…情けない男。」
ぐったりとしたユウマ。
興を削がれた様子で、呆れた溜息とともに吐き捨てると、カツン…カツン…と優雅にショウゴの目の前まで。
腕を組み、仁王立ちで見下ろすエリカ。
その太ももは、ユウマの唾液でぬらぬらと光り、ヒールまで光の筋が続いている。
「GSBの代表、ショウゴ・サクライ。
ウフフ…一時は裏社会を席捲していた貴方も、こうも有力社員が行方知れずじゃ、形無しね。
貴方のお陰で随分、ウチも迷惑したのよ。
でも、この件に手を出しさえしなければ…水槽の中を、大人しく泳がせといてあげたのに…ねぇ?」
エリカがしゃがみ込むと、チアキがショウゴの髪を掴み、エリカと向かい合わせる。
そしてはだけた胸の谷間から取り出したのは、新薬の媚薬カプセル。
元々はショウゴがシンヤを潜入させた案件。
GSBがこのサンプルに手を出したことが、すべての発端であることを理解させる。
この半年の間に完成した新薬。
エリカは口に含み、ショウゴの顎を掴んで口移しで飲み込ませる。
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