「礼司さーん。
しばらく寝室でハロウィン衣装の準備するから、入ってこないでくださいねー?」
『ああ、どうせ試合の間は行かないよ。』
キッチンから話しかけているのに、そちらを向かずにテレビに向いての返事。
不満に思いながらも、結果としてはお互いに都合のいい形になったのでそのまま寝室へ。
3Dプリンター使用やいくつかの手作業で、ある程度形になってきたコスチューム。
各パーツを人体用の粘着テープやシリコンで直接貼り付ける形のプロテクターを、万が一のために細い紐で繋いでいた時にインターホンが鳴ります。
「あら、優斗さん。
今日は訓練はお休みじゃ……
え?梨ですか?
美味しそう…遠慮なくいただきます…んんむ……」
もらった紙袋を少し開いて中を覗くと、実際に丸々とした梨がいくつも入っていました。
それを閉じて足下に置くと、エロ乳を押しつけるように抱きついて舌を絡め合う長いキス。
もう、私にとっての男性へのお礼とは、薄っぺらい言葉のことではありませんでした。
お礼の相手のことだけを考え、場所も状況も気にせずに、持てる情熱とテクニックを余すことなくぶつける行為のことになっていました。
そのキスで口内を舌でまさぐられる快感に酔いしれた後、優斗さんにコスプレ準備の進捗管理を告げられると、当然のように部屋に上げます。
「ねえ、礼司さーん!
ハロウィンパーティーの打ち合わせに、管理人さんに上がってもらってもいいですかー?」
『ああ、わかった。』
話の内容さえ理解してなさそうな夫の声。
そのまま寝室に案内して、体にフィットするようにパーツの形を整えないといけないものの、かなり完成に近くなったパーツを見てもらいます。
ただ、もしパーツがボディから剥がれても大丈夫なように繋げた細い糸が、優斗さんの目には野暮ったく映ったかもしれません。
「…え、デカエロパイに、似合いますか?」
デカエロパイを褒められた…嬉しくて唇を押しつける私。
舌を吸い合い、唾液を交換する濃厚なディープキスは、私の目の焦点が合わなくなってきた頃に打ち切られます。
そして私が落ち着いた頃に再開。
そしてまた私の意識が飛びそうになる予兆を感じるたびに中断…それを繰り返されて、ジトーっと優斗さんを見つめます。
イキたいのに…早くイキたいのに……
そして、パイセックスに移行しても同じ…一度もイカせてもらえず、恨みがましい視線で優斗さんを見送ります。
『あ、管理人さんとの話は済んだの?』
サッカー観戦が終わり、リビングを出て無神経に声をかける礼司さんに「終わりました…終わってないですけど…」と、夫には意味不明な言葉を呟いて寝室での作業に戻ります。
それから深夜。
「んんっ…優斗さん。
したい…キスでもパイセックスでもいいから…イカせてほしいのよ……んんん……」
トイレの便座に座り、胸を揉んだり指をしゃぶったりしてオナニーに耽る私。
もう礼司さんに夜の行為をせがむことはなくなり、オナニーのイメージ対象は管理人の優斗さんだけになっていました。
夫が寝室で高イビキをかいている時、私は淋しさを自分の手や指で慰めていたのです……
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