「…ふぅ。」
淋しげな吐息とともに唇を離す私。
礼司さんのキスは、上手い下手という以前の問題として、まるでその気がないということが明らかだったからです。
この人は、私を生活のパートナーとして見ているだけで、女としては始めから意識していないんじゃないか…以前から感じていた違和感が、より現実的に私の心を苛むようになってしまいました。
そして、そんな礼司さんに背中を向けて就寝。
礼司さんの中の自分の価値は…
ネガティブな思考の悪循環を繰り返した夜でした……
「え?新たなステップ、ですか?
キスを唇以外で…??」
翌朝、優斗さんから謎かけのような言葉を投げかけられ、ポカーンと口を大きく開いた間抜けな表情を見せる私。
こういうことでピンとこない辺りが、優斗さんの言う『ダメ妻』なんだろうと思いながらも、その答えが導き出せません。
そして、自分はランジェリーを見せているにも関わらず、上着を脱ぐ優斗さんを見て目を覆ってしまいます。
女がランジェリーを見せて挨拶するのは当然だと洗脳されていましたが、男性が上半身裸になることについては刷り込まれていなかったからです。
けれど乳首へのキスを教えられると、すぐに管理人室の洗脳電波に思考を塗り替えられ、そんな『当然の行為』に思い至らなかった自分を恥じます。
そして、すでにフェラやキスで鍛えられた舌は、優斗さんの指示に十分に応える私。
乳首を吸ったり、先や根元を舌で刺激したり。乳輪も丁寧に舐めあげたりして、それなりに褒められます。
なんだか初めて勇者さんに褒められたようで、はにかんだ表情でブラを胸からずらしました。
弾けるように飛び出したデカ乳の先は、とっくにビンッビンに尖っており、優斗さんの『お返し』の乳首キスに敏感に反応します。
「ああっあ…そんな、乳首吸いながら甘噛みしないで…やぁん!本当に止めちゃ嫌ですぅ……」
「はぁん!乳首吸いながら、反対の乳首に爪を立てて…痛いのに感じます……」
「んあぁ…両方の乳首ねじりながら、エロ乳にキスマークなんて…いやらしすぎて、それだけでイキそう…んひいぃ!!」
「……そ、それじゃ、お仕事に行ってきます…」
夢のような時間が過ぎ、現実に引き戻されて出勤する私。
けれど、心はまだ夢見心地で、疼くおっぱいや乳首を庇いながら管理人室を去りました……
「…おはようございます。」
『長野さん、おはようございます!
今日は珍しく時間ギリギリなんですね。』
「ええ、ちょっと朝から忙しくて…」
『ああ、あのイケメンの旦那さんといちゃついてたんでしょ!
本当、長野さんって夫婦仲いいですよね。羨ましい。』
元々は始業時間より一時間以上早く出勤していた私。
最近は『朝の訓練』のために遅れ気味でしたが、それでも30分程度は余裕がありました。
それなのにとうとう今日は始業10分前というギリギリ。
職員用更衣室で、同僚にイジられてしまいました。
急いで着替えながら上着を脱ぐと、最近派手になったランジェリーもからかわれます。
『長野さんって、最近スポブラやめましたよね。
確かに色っぽいですけど、動きづらくありません?』
「ええ、まあ、そうなんだけど…」
『あっ!ごめんなさーい。
旦那さんの趣味なんですよね?』
「いえ、それは……」
本当は礼司さんの趣味という訳でもない…礼司さんとはレス…ということを口にできるはずもなく、返事に困っていると、透けて見えるエロ乳に赤や紫色のアザが点在していることを見抜かれます。
『わっ!
長野さん、これ、キスマークでしょ?
ホント、仲が良すぎて羨ましいわ。』
「あ、それは……はい。」
顔を真っ赤にして俯く私。
結局その場では『夫にキスマークをつけられた』ことにしなければならず、同僚の言うとおりに返事してしまいます……
※元投稿はこちら >>