何気ないというのもおかしな話ながら、本当に何も考えずに彼女のお尻を平手打ちした後は、彼女の快感が波のように押し寄せてきたとしか言いようのない、悦びの大波に私は攫われてしまったようです。
全身から発せられる快感の波動、嬌声と汗のにおい、そして目に映る姿態。
自分が起こしたとは言え全く理解が出来ない彼女という、M女性という存在の覚醒。恥ずかしながら、私は唯々、おののくしかなかったのです。一方では、脳の芯を揺さぶられるような強烈な刺激と、それでいて、どこか安心するようなリラックスを経験しながら、無力に快感に耐えるだけでした。当然ながら、次に何をすれば良いのかなど思いが至るはずもなく、二人して、何もしないで、ただ、快感に溺れるだけの時間だったのです。
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