そうこうするうちに、やっと待ち合わせていたJRの駅に到着します。
乗車中はカウパー氏腺液を止まらない。しかしながら考えてみたら素人童貞を捨てられそうな出会いの後に一度だけ経験したのを思い出しながらの熱に浮かされたような往路でした。その後、SMの時には、相手と私の波長が合うとたまに同じように竿先から止めどなく垂れ流す経験をすることとなりますが、このときはただ気持ち悪いのとパンツのシミが気になるばかりで、とてもその快感など愉しめるゆとりはありません。
ともかく、待ち合わせ場所は駅の待合室。改札を通ったら直ぐに左手と聞いたその場所にはベンチが並んで、次の列車に乗り込むまでの時間を潰している老若男女が、座っているその中に、
異彩を放つ女性が一人
金髪だし
まさかと思いつつも、このときは自分の深くを呪うばかり
元ヤンなら、ある話
しかし着いてしまったモノはどうしようも無い
電話をかけるにしても、PHSを出してかければ一目瞭然
何より気にかかるのは、一人なのか?まさか、やられた?
仕方なく止まること無くベンチの前を通り過ぎて、一旦駅の外に退避
直ぐに思案して、とにかく一人で来ているのか、それとも誰か、最悪は男と来ているのかをどうやって確かめる?
駅の外には電話ボックスが二つ並んで、幸いにそのうち一つは人影が無い
意を決して、そのボックスに入りながら、駅の入り口から微かに覗く金髪に目は釘付け
PHSを取り出して、ボックスの電話機も不自然にならないよう手に持って耳にはPHSを押し当てます
「うん、おまたせ、いま、ついた」
「え?待ってるけど、待合室、わからなかった?」
「あ、そう?ああ、待合室ね、今通り越して、駅前の通りを歩いてる」
約束では、待合室で目で合図、そんなことはすっとぼけて、とにかく使えそうなのを必死で探して目についたのが
駅の反対側に抜けられる歩道橋
それを観ながら、不審な車、男が駅前にいないかと探す探す
「ああ、えっとー、ちょっと駅前って人が多いよね。どっか、静かなところに移ろうか」
「あ、それなら」と言うのを受けて、間髪入れずに
「あ、この駅の反対側って、あるの?南口とか?」
それなら駅から出て左手にある歩道橋を渡れば、あっちには誰もいないと、何の疑いも無い口調で放してくれるのを聞きながら、不自然にならないような口調で、それが良いと応えて、じゃあ、そっち側で
ボックスからでは見づらい待合室から一人滅茶苦茶目立つ女性が駅の外へ
金髪だけじゃあないし、超ミニだし。。。
スカートの色、真っ赤っかって、これどうよ
一瞬だけひるんで、それでも、彼女が左に曲がったのを確認して、駅前で動きが無いかを必死で探すこと、およそ2秒
確認は取れない、安全の確信はない、でも、もう、行かないと
※元投稿はこちら >>