帽子を被り、サングラスをかけていたから綾は元上司と気づかずに話を聞いていた。

雷蔵は挨拶していくと、隆から調教内容を丁寧に説明していく。
(旦那の調教依頼内容で大丈夫です。必ずゴムをつけて避妊はしてください。生でされて、妊娠することは避けたいのこれは守ってください)

雷蔵は当たり前だと言うと、テーブルに契約書を置くと桜井綾とサインする。

(置きレス大丈夫です。明日の昼頃に見に来ます)

隆と綾が奴隷契約書にサインをすると、雷蔵は契約書の控えを桜井夫妻には渡さず、素早く鞄にしまってしまう。（実は契約書は、二重になっており、サイン部分だけ裏紙に複写される仕組みになってたのである。）
次に雷蔵は、２人に調教期間の話しをしだす。
「契約書通り、奥様は1年間私の奴隷ということで、金曜日の夕方から月曜日の朝まで、私の調教部屋で調教を受けてもらいます。また、調教日以外の日でも私からの呼び出しには奥様は応じ、調教部屋に来なくてはいけません」
「それと、調教期間中は御夫婦での営みは禁止です」
と告げると
「今日は、金曜日ですから奥様をこのまま連れ帰っていいですよね？」
隆は頷き、綾を見る。

（おはようございます。今から仕事に行きます。昼過ぎにはレスできると思います）

奴隷契約書にサインすると雷蔵に渡すと詳しく2人に説明をしだす。

(調教を受ける１年間は隆と営みは禁止なんですか？)

雷蔵は今日は金曜日だから、妻をこのまま連れて帰っていいと隆に聞くと頷く。
(ええ、今日からですか？隆がいいなら、私はかまいません！)

この日は白のブラウスに黒のジーンズと肌が露出が無い清楚な服装をしていた。
何故なら、高校時代痴漢に会っていたことから肌を露出した服を着ないようにしていた。

(おはようございます。仕事頑張ってください。昼頃に見に来ます)

綾は、隆からビデオカメラを託され、雷蔵と共に、喫茶店を出て駅に向かう。
駅に着くと、ちょうど帰宅ラッシュと重なり混雑していた。
電車も満員で、雷蔵に手を引かれ、車両の連結部の壁に連れてこられる。
そして、電車が動き出すと、綾は尻に異和婚を感じだす。
それは、高校時代の忌まわしき痴漢被害に会った時のように、綾の尻を撫でまわされてる感覚だ。

（雷蔵の正体をバラすのは、調教開始時がいいですか？それとも、綾の調教が進んで信頼関係が出来てからがいいですか？）

喫茶店で隆にカバンに入ったビデオカメラを渡された。
(隆、じゃあ行ってくるねー)

綾は雷蔵に手を握られ、電車に乗るがかなり混んでいて満員だった。
普段は女性専用車両に乗るのだが、今日は雷蔵と一緒だから、乗らなかった。

電車が動き出すと綾の黒のジーンズの上からお尻を触っていた。
この感覚は高校時代の痴漢された時だと思いだす。

(雷蔵の家について、調教部屋に入らされた時に元上司だとバラす感じで)