2024/12/15 20:19:23
(YUiDTvZn)
春に高校へと進学してからも、友人の崎山…その娘である葵は定期的に家にやってくる。
昨年は受験生と言う事もあり、例年に比べて勉学に励む時間も長く…多かったが、進学して一息ついたころには食事や世間話、娯楽メインで訪れることが増えてきていた。
当然、根が真面目な葵は勉強の時間も求めていた。
時折それは、男が「教師だから勉強を教わる為」と体裁を繕う理由を与える為…のように感じたりもしていた。
幼い頃から知っているとはいえ、さすがに高校生ともなれば体つきも大人びてくる。
初めて彼女が男のモノに舌を這わせたとき…、あるいは先端を口に含んら時、は、背徳感と罪悪感を同時に感じながらも、念願叶ったような興奮を感じ果てそうになるほどの興奮をぎりぎり押しとどめた記憶は今でも鮮明に残っている。
「ふぅ…。
今日はこの辺にしておこうか…。
いつも思うけど…、葵は物覚えが良いな…。
前回教えたことはもうマスターできてる感じがするし、今日教えているところも半分分かっている状態で始めていただろ…?
案外…、俺が教えなくても自分の力だけでも校内のランキングで良い線行くんだろうな。」
自虐のつもりはない。
どちらかというとカマをかけたような感覚。
口を使った、舌を使った行為が、勉強を教えてもらったお礼なのは控えめに言っても贅沢。
それが友人の娘であり、それも年端もゆかぬ少女、数か月前までは中学生だった少女だ。
そんな少女の口内を好きに使える感覚を、他の同年代の何人が味わえているだろう…?
そう考えるとただただ優越感でしかない。
しかし、その一方で本当に「勉強のお礼」なのだとしたら、その必要がなくなればこの時間が終わりを告げることを指す。
男は心のどこかで、「勉強なんか関係ない。」「お礼っていうのは建前なだけ。」そんな風に思われていると思いたかったのかもしれない。
ソファにローテーブル。
大型の4Kテレビ、床暖房付きのフローリング。
料理しながらでも会話のできる対面式のカウンターキッチン。
妻と別居の今、一人の男にはもったいないほど整った生活環境だが、結果として年頃の女の子を招き入れる部屋としては上々かもしれない。
「カフェオレ…おかわり淹れてい来ようか。」
勉強に時間も一区切りつき、そんなことを言いながらソファから腰を上げる。
いつもの流れ…、集中して勉強すれば喉も乾く…そして終了後、その乾きを癒して…。
そんなルーティンのような、男の部屋での二人の時間はもう当たり前のようになりつつ合って。