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ドナー

投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
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2019/11/04 11:34:53 (pOrKWdVZ)
田舎に暮らすバツイチの女性に精子ドナーを依頼されて、M男くんを同伴して、彼女の家に向かった。

初めて種付けの大役を任されたM男くんは、嵐の中だと言うのにハイテンション。

とても元ホストとは思えない。

暗い夜道を、ナビの通りに着いた先は、田園に囲まれた中で、大樹の林の縁にポツンと立つ小さな一軒家。

資産家の前夫から、手切れ金代わりに譲られたとは言え、35歳の女が一人暮らしをするには、贅沢だと思った。

出迎えたクライアントは、資産家と結婚するだけあって、なかなかの美人。

色気のない普段着も、見映えがする。

M男くんに荷物を運ばせている間、彼女と打ち合わせをした。

初対面だが、気に入って貰えたらしい。

SMは未体験だと言うが、以前から興味はあったらしい。

離婚してからも、前夫の支援で生活してきたが、親の決めた女との再婚が決まったらしく、彼女は出張形風俗で働き始めたと言う。

いわゆるデリヘルという物らしい。

私の知り合いが、彼女を呼んで話をしたのがきっかけで、今回の依頼になった。

子供は欲しいし、いずれは教職に復帰したいと言う彼女。

真面目な性格の裏に、前夫への腹いせみたいな物も感じた。

さっそく、身体検査をするために、私達の見ている前で、服を脱いで貰った。

ボディメイクに無頓着なのか、風俗の仕事をしている癖に、崩れた体型は相応のオバサンだった。

左右に広がって垂れたオッパイも、張りの無いお尻も、お世辞にも褒められた部分はない。

私が正直な感想を言うと、M男くんは彼女を庇うように
「素敵ですよ」
と、私の感想を否定した。

そこで、翌日は台風が来る事もあり、早めに休む事になった。

私が一人で彼女の寝室を使い、二人には外の物置で寝て貰う事にした。

中身は空の物置に一組の寝具と、トイレに使うバケツとペーパーを持ち込み、照明は防災用のランタンを使った。

二人から服と履き物を回収して、扉を閉めた。

外は雨も落ち始め、風も強くなった。

時おり突風の吹く中、初対面で全裸の二人は、物置で嵐の一夜を過ごし、私は彼女の寝室で一人、台風のニュースを深夜まで見ていた。


つづく
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22
投稿者:ブス子 ◆x/IXMCBBPM
2019/11/18 09:37:43    (yHYMrp0B)
すごいストーリーに釘付けです。
続き楽しみにしております。
23
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2019/11/18 20:27:07    (P/OWp.DH)
レスありがとうございます。

ダンナさんのお妾さんは、元々彼が管理していたマンションの住人だったそうですが、彼女が家賃を滞納し、立て替えていた彼に身体を許している内に妊娠してしまい、その事がきっかけになって、今の関係が始まったそうです。

ダンナさんは、生まれた子供を認知したので、本妻とは離婚。

しかも、本妻との間に生まれた子供の相続権を巡って、不妊手術(パイプカット)する事を強制されたそうです。

お金持ちには、お金持ちの苦労がある、って事らしいですが、知り合いの元嫁が、子作りしたいという話に、内心は嫉妬していたみたいです(笑)

そもそも、彼の不動産屋さんも不況で、来月からお妾さんは、依頼人の代わりにデリヘルで働くみたいです。

自分の妾が、他人の身代りに、風俗で働く逆恨みもあって、普段より意地悪したみたいです。

おとなげない話です(笑)

ダンナさんは、私の両親とは同世代(本妻の息子も、私と同世代らしい)なので、普通の家庭に生まれ育った私としては、金持ちの家に生まれなくて良かった、って思ってます。

不幸話とSMって、当人には悲劇だけど、他人事で聞いてると、ワクワクしますよね?
(私はします)(笑)
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投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2019/11/20 12:25:08    (ai2aJAx9)
リビングの床に、縛られた妾のアソコに、首輪をはめたM男くんが覆い被さり、ナマのペニスを擦り付ける。

「ダメ、ゴムを着けて、お願い」
妾は泣きながら懇願する。

「いいから、亭主のオレが許可するから、そいつの中にも射精してやれ!」
と、ダンナは彼にけしかける。

「あの子、受験なのよ?」
「母親の私が妊娠したら、きっと、、、」
と妾は、ダンナの顔を睨み付けた。

ダンナは縛り上げた依頼人の女を抱きながら、不敵な笑みを浮かべていた。

「オレの息子だろ?」
「きっと勉強してるフリをして、今頃は家でシコシコしてるぞ?」
と言って、
「もたもたするなよ!」
「早く挿れてやれよ!」
と彼を恫喝した。

「お前だって、ホントはコイツ(依頼人)や、生意気女(私)を犯したいんだろ?」
「アイツ(私)のマンコにブチコミたいなら、そいつ(お妾さん)でやって見せろよ」
と促した。

挿入を躊躇っていたM男くんは、徐々に興奮して、
「俺も姫様、いや、りなを犯したいっす」
「アイツを縛り上げて、孕まして、調教したいです」
と本音を吐いた。

M男くんは意を決して、妾のアソコに挿入する。

「いやぁ!痛い、痛い!」

太過ぎる異物をアソコに捩じ込まれて、妾は泣き叫んだ。

「ダメ、やめて、アナタ、彼を止めて」
と必死に妾はダンナに懇願した。
「壊れる、壊れちゃう、あん、ダメ、ダメ、」
と騒ぐと、ダンナは弄んでいた依頼人を、妾の隣に寝かせて、M男くんと並んで挿入した。

縛られた女たちに覆い被さった二匹の野獣は、容赦なく子宮を、勃起した凶器で突き始めた。

「やめて、お願い、あん、あん、」

喘ぎ混じりの悲鳴が、コーラスのように響く。

「どうだ?どうなんだ?」

ダンナは、年季の入ったテクニックで、依頼人に愛撫しながら尋ねた。

「あぁん、いい、もっと、もっと」
と依頼人が答えると、傍らでM男くんがダンナのマネを始めた。

「いやん、いやん、そこは、そこは、」
若い男の激しい責めと、官能的な指使いに、妾も甘い声をあげ始めた。

二匹の獲物が、徐々に高まって
「イクゥ、イクゥ」
と口走ると、ダンナはペニスを引き抜き、M男くんにも抜くように命令した。

女たちは揃って開いたままのアソコを男たちに晒し、不完全燃焼したままの放置されたアソコを、ピクピクと痙攣させていた。

ブザマに開いた両脚も、自力では動かせないほど、彼女たちの身体は、彼らに支配されていた。

「欲しいのか?」
ダンナは冷たく問い掛けた。

「うぅん、うぅん、」
女たちは言葉も出せず、疼く身体をもて余すように悶えていた。

「イキたいか?」
どちらかの男が尋ねた。

女は黙ったまま、首を縦に振った。

ダンナは、M男くんの前で開脚していた妾の太ももを、
「この淫乱女!」
っ罵りながら、力強く平手打ちした。

そして開脚していた両膝を、力任せに開いて、
「イヤらしいメス犬め!」
と言って、彼女の花弁を摘まんで、引っ張った。

「あぁ、アナタ、ごめんなさい。ごめんなさい。」
と泣き始めた。

隣で見ていたM男くんも、依頼人の彼女に、ダンナがしている事をした。

依頼人の彼女は、縛られた不自由な体制で手を伸ばして、慰めるような瞳で、妾の顔を優しく見つめた。

ダンナは、その手を振り払うと、自分の女を四つん這いにして、アソコに指を二本突き立てて、乱暴に掻き回した。

女は思わず悲鳴をあげた。
「ひぃ、びひぃ、ギャアぁ」
まるでケモノのような声は、男たちと隣で見ていた女を興奮させた。


つづく。
25
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2019/11/23 20:45:56    (fBzvIZc/)
M男くんも、ダンナと同じように、依頼人のアソコに指を突き立て、アソコから淫らな汁を掻き出した。

「ぎびぃ、ひぎゃあ」
と呻く二人は、胎内から発した熱で、全身を火照らせて行った。

「ダンナ様、ダンナ様、」
と譫言を吐く妾と、彼の名前を連呼する依頼人は、苦痛の中に潜んでいた快楽に溺れて行った。

全身性感帯と化した身体は、肌に滴る男の汗にも反応し、指を触れた部分は痺れて行く。

アソコの中は、痛みも感じないほど痺れていた。

「あぁん、壊れちゃう、もう壊れちゃう、」

40過ぎの妾と、30過ぎの元人妻は、絶頂の臨界点に達した。

その頃合いを見計らっていたダンナは、いよいよ妾をM男くんに委ねると、
「オマエが妊娠したら、結婚してやる」
と宣言した。

未婚のままで、20年待ち続けていた言葉。

「ホント!?本当にホントなの?」

大粒の涙が、彼女の目尻に刻まれたシワを伝わって、滴り落ちた。

その場に居合わせたM男くんも、依頼人も貰い泣きした。

感動したM男くんは、ペースも考えずに激しくペニスを突き、傍らで泣いていた依頼人に、ダンナもチカラ強く突き続けた。

そして、

M男くんが渾身の思いで射精をすると、ダンナに促されて、場所を代わった。

ダンナは妾のアソコから漏れ出るM男くんの子種を押し戻すように、ペニスでアソコを塞いだ。

「嬉しい、貴方としてきたセックスの中で、今日が一番良かった」
と妾が言うと、
「随分と待たせてしまったな」
とダンナは優しく、結婚を決意した妾に囁いていた。

M男くんと依頼人は、黙って二人を置いて浴室に向かった。

依頼人は感動して泣き続け、M男くんも彼女の涙を見ながら、黙って縄を解いてから、強く彼女を抱きしめた。

お互いに、肌を触れ合っていないと、寂しくて仕方なかった。

全員が入浴を済ませ、それぞれのカップルは、幸せな時間を費やしていた。

女達は、料理も出来なくなっていたので、出前をとって、お互いの将来について、語り合ったという。

ダンナ達が帰った後、M男くんと依頼人は、そのままの勢いで子育てに励み、日曜日には何も出来なくなっていたらしい。


おわり。
26
投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2019/11/23 23:49:39    (fBzvIZc/)
その後、依頼人は月経を向かえ、大きく失望していたらしいが、ダンナ夫婦に訪れた悲劇とは比較にならなかった。

プレイの後に、生理が来なくなったダンナの嫁は、懐妊したと思い込み、産科を受診したが、医師からは閉経していると宣告されたらしい。

ダンナも、ひどく残念がっていたらしいが、落ち込む彼女を慰める為、入籍はしたと言う。

初婚だった彼女は、ダンナの関係者と我が子に祝福されて、小規模な結婚式と披露宴を行った。

初めてウエディングドレスを着た彼女は、更年期障害の症状を抑える薬を服用しながら、皆の祝福に笑顔で応えていたらしい。

正式に妻となった喜びと、子供を産めない身体になった悲しみが、複雑に入り交じった結婚式は、気丈に振る舞う彼女に、列席した全員が感動したと言う。

M男くんも、依頼人にプロポーズするつもりだったらしいが、しばらく同棲しながら、子作りに励むらしい。

遅すぎたプロポーズは、糠喜びになってしまったが、ダンナもSMから足を洗う決意でサークルを退会するらしく、新妻も新郎の決断を喜んでいるらしい。

なんとなく、後味は悪いけど、私にとって結婚という物の考え方に、大きな影響を与えてくれた。
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投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2019/12/02 17:20:21    (qgLOEmj3)
週末、M男くん達から彼女がデリヘルを辞めたと報告が入った。

元ホストのM男くんは、バイトで彼女の働くキャバクラで働き始めた。

引っ越しも完了して、今月から二人とも新生活を始めている。

元夫の実家とは、色々と揉めているらしいけど、彼女が妊娠したら、二人で家を出て行くと言っていた。

私は貰ってきた「お月謝」から、御祝儀を贈った。

ほぼ一年のお付き合いになったM男くんも、今や念願だった奴隷妻を、毎晩(昼?)可愛がっているみたいだし、私も清々した気持ちで祝福できた。

もちろん、こんなケースは稀な話。

いずれドロドロしたカップルの話も、気が向いたら紹介します。


おしまい。
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投稿者:りな ◆0jVt1ao7Gw
2019/12/07 21:18:07    (ez219qVp)
種付けした彼女の生理予定日から二週間。

もしかしたら、

懐妊の期待が高まる。

そのせいで、M男くんは禁欲生活。

タバコもやめて、彼女の子宮をいたわるように、亭主っぽい事をしているらしい。

普通に考えたら、二週間ぐらい生理が遅れる事もあるんだけど、再婚もしてない二人は、子供の名前を考えたりして盛り上がっている。

ダンナの嫁は、今月からデリヘルで働き始め、忙しい毎日を送っているらしい。

悲喜交々で波乱万丈な二組のカップル。

over the rainbow に期待が高まります(笑)
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