田舎の習わし

### 儀式の夜明け

田中さくらは、黒髪の三つ編みが肩に優しく揺れ、地元の中規模大学に通う彼女は、いつも大人しくて控えめな子だった。身長158cm、バスト90cm、ウエスト59cm、ヒップ91cmの柔らかな曲線は、村の男たちの視線を無意識に集めていたが、さくらはそんなことに気づかず、ただ静かに本を読んだり、家族の手伝いをしたりする日々を送っていた。

村の古い風習は、現代の法律が及ばないほど根深く残っていた。不作や天災から村を守る「儀式」――貧困家庭の娘を、豪族の地主家に一週間預けるというもの。報奨金として渡される多額の金は、家族の借金を一掃するほどだが、その裏側を知る者は少ない。さくらの家にも、一週間前、封蝋の押された通知が届いた。両親はそれ以来、毎晩のように声を潜めて泣き、さくらを抱きしめては「ごめんね」と繰り返した。さくらはただ、頷くしかなかった。村の掟は絶対で、拒めば家族ごと追放される。過去に脱走した娘たちの末路は、誰も口にしない。

そして、その当日が訪れた。朝霧の立ち込める村道を、さくらは小さな旅行鞄を提げて歩いた。制服代わりの白いブラウスと膝丈のスカートが、湿った風に軽く翻る。地主の屋敷は村はずれの丘に建つ古い日本家屋で、黒塗りの門が不気味に佇んでいた。門番の男が無言でさくらを中へ導き、応接間に通す。そこに座っていたのは、地主の長男、浩一郎。40代半ばの逞しい体躯で、鋭い目つきがさくらの全身を舐め回すように見つめた。

「ようこそ、さくら君。儀式の間、君は我が家の客だ。家族の安泰のため、素直に従ってくれ。」

浩一郎の声は低く、優しげだったが、さくらの心臓は激しく鳴った。性知識は学校の保健体育で少しだけ。恋愛経験などない。夕食の後、さくらは客間に案内された。畳の上で布団を敷き、着替えを促される。用意されたのは、薄い浴衣一枚。さくらは震える手で着替え、帯を締めながら、窓の外の闇を見つめた。脱走の話は耳にしていた。でも、家族の顔が浮かぶ。耐えなければ。

夜半、障子が静かに開いた。浩一郎が入ってきた。浴衣姿の彼は、さくらを優しく引き寄せ、畳の上に座らせる。「儀式の第一夜は、浄化の儀だ。君の純潔を、神に捧げる。」そう言いながら、手がさくらの肩に触れた。さくらは体を硬くしたが、浩一郎の指は巧みに帯を解き、浴衣を滑り落とす。露わになった白い肌、控えめながらも豊かな胸の膨らみ。浩一郎の息が熱く、さくらの首筋に吹きかかる。

「怖がるな。痛みは一瞬だ。君は美しい。」

さくらは目を閉じた。浩一郎の唇が胸に触れ、舌が頂を優しく転がす。未知の感覚が体を駆け巡り、さくらは小さく喘いだ。恥ずかしさと恐怖が混じり、涙が頰を伝う。浩一郎の手はさらに下へ。太ももの内側を撫で、秘部に指を這わせる。さくらは体をよじったが、浩一郎の体重がそれを封じる。「リラックスしろ。感じろ。」指が湿り気を帯び、ゆっくりと中へ。さくらの体は初めての侵入に震え、甘い痛みが広がった。

やがて、浩一郎は自らの浴衣を脱ぎ捨て、さくらを仰向けに。硬く張りつめたものが、さくらの入口に押し当てられる。「これが、村の守りだ。」一気に押し入る。さくらは悲鳴を上げ、爪を浩一郎の背中に立てた。処女膜が破れ、熱い血がシーツを染める。浩一郎は容赦なく腰を動かし、さくらの体を深く貫く。最初は痛みだけだったが、次第に体が熱くなり、奇妙な快感が芽生え始める。浩一郎の息が荒く、さくらの耳元で囁く。「いい子だ。もっと鳴け。」

さくらは抵抗を諦め、ただ体を委ねた。浩一郎の動きが激しくなり、頂点に達する。熱いものがさくらの中に注がれ、彼女はぼんやりと天井を見つめた。儀式の第一夜は、こうして終わった。浩一郎は満足げにさくらを抱き、優しく髪を撫でた。「明日から、もっと深く知ろう。君はもう、俺のものだ。」

二日目、三日目と、儀式はエスカレートした。浩一郎はさくらを庭の温泉に連れ込み、水中で後ろから抱き、胸を揉みしだきながら突き上げる。さくらの喘ぎ声が湯気に溶ける。夜は縄で軽く縛り、玩具を使って敏感な部分を刺激。さくらは最初、泣きながら耐えたが、四日目には体が浩一郎の触れ方に慣れ、甘い吐息を漏らすようになっていた。知識のないさくらは、それが快楽だと知らず、ただ混乱した。

五日目、浩一郎は村の古い祠にさくらを連れて行った。そこは儀式の聖地。苔むした石畳の上で、さくらは四つん這いにされ、浩一郎の欲情に晒される。後ろから激しく、胸が揺れ、髪が乱れる。さくらは声を抑えきれず、祠に響く自分の叫びを恥じた。「もっと、感じろ。村の神は喜ぶ。」浩一郎の言葉に、さくらの体は勝手に反応した。頂点で、彼女は初めて自ら腰を振った。

六日目、疲れ果てたさくらは浩一郎の膝枕で眠った。夢の中で、家族の顔と浩一郎の熱い視線が交錯する。七日目の朝、儀式は終わり、さくらは報奨金の入った封筒を手に村へ帰った。体は疼き、歩くたびに昨夜の記憶が蘇る。両親はさくらを抱きしめ、泣いたが、さくらは静かに微笑んだ。「大丈夫。村は守られたよ。」

しかし、心の奥で、何かが変わっていた。さくらはもう、ただの大人しい娘ではなかった。浩一郎の屋敷を振り返る視線に、微かな渇望が宿っていた。儀式は終わったが、さくらの新しい「守り」は、始まったばかりだった。