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2025/09/28 23:01:44 (VGzlATz2)
アナタはとある伝統ある私立学園の一人娘の私の許婚。
政略的なもので幼い頃から教えられており、お互いにそれを不思議と思わなかったし、成人して暫くしたらアナタを婿養子に迎え結婚する。と確約している。

アナタも私も好きは好き、でも燃えるような恋愛でないからか刺激が足りない。

私たちは刺激に飢えていた、そんな時に“あの女”に出会う。

「〇〇(許婚)、公立小中ってどんな感じだった?お父さまたちったら一般感覚を知ったほうが後々のためになるって
小中、別だったのは寂しかったわよ、でも体育祭も文化祭も私、参加(見学)させてもらったか可笑しい女子、〇〇に告白とかラブレターとかバレンタインとかなかったわよね?」
そんな話をしてるのは高等科入園式当日、婿養子の祖父が理事をしている理事長室での会話。
その会話の中には学園長をしている同じく婿養子の父とその秘書の桜井智。

その頃、職員室では〇〇の指導係、桜井智の長男である日本史教師の桜井和也と新人英語教師の後藤なつみが紹介されている。
「他校から赴任して参りました、桜井和也でございます、1年特A組の担任をさせて頂きます。
皆さま、何卒宜しくお願い致します。」
深々と頭を下げる桜井和也。
「今年から教師になりました後藤なつみです、よろしくお願いします。
桜井先生と同じく特A組の副担任をします。」
元気一杯あいさつした後、ペコッと軽い会釈で頭を下げる。

学年主任「今年の特A組は理事長一族のお嬢さまの…、桜井先生はご存知ですね、一条優愛さまとその許婚の〇〇さまがご入園されるのでお気をつけてください。」
「はい!他の生徒と変わらず接するよう心がけます。」
「後藤先生、違いますよ、言葉遣い態度などに気を付けてくださいと言うことです。
優愛さんはお心お優しいですが礼儀知らずを嫌うきらいがあります。」

キョトンとした顔の後藤なつみ。
「礼儀知らずですか?」
「えぇ、世が世なら〇〇のお姫さまでしたからね。」
「お姫さま…、でしたら尚のこと一般生徒変わらず接するのが大事です!」

「桜井先生、後藤先生はきっと理解していらっしゃらないからフォローよろしくお願いしますよ。」と学年主任。
「学年主任、私は忠告しました、後藤先生、もう一度だけ忠告します。
礼儀を重んじず軽はずみな振る舞いをしないようにして下さい!」
「えぇ、軽はずみなんてしないですよ。」

一緒に後藤なつみを退屈しのぎの材料、玩具にして遊びましょう。笑

理事長室での会話から入園式への流れです。
 
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投稿者:前田慶次 ◆XtRQAtITF6
2025/10/30 22:34:53    (BQA9Ji/W)
「優愛ありがとう、僕のために和食習ってくれてたなんて…
今から、優愛の手作り料理食べられる日が楽しみで堪らないよ。」

後藤先生に向き直り
「僕はこの学園には外部進学だから、優愛の許婚といえ試験は受けてるんですよね。
親の意向で小中9年間公立の横並び教育受けてた身での、この学園の入学試験はいくら僕とはいえちょっと苦労しましたよ。
入試が終わったら、校則を読み込んでこの学園のルール頭に叩き込んで…
後藤先生も採用試験の後、校則の小冊子貰った筈ですよね。
仮にもこの学園で教鞭を取ろうたる者、前準備は完璧にしないと。
そうそう今の総理も、財務大臣もこの学園の卒業生みたいですよ。」

「入園するまで何してたかって話だけど、さっきの校則の件と、あとはそうだなぁ・・・」
「アユデ・ウン・ポコ・エン・ラ・エンプレサ・デ・ミ・パドレ
(父親の会社の手伝いを少々)
因みに後藤先生が得意な英語だと
アイ・ヘルプト・アウト・ア・ビット・アット・マイ・ファーザーズ・カンパニー
になるかな。
アイ・ヘルプト・アウト・ア・ビット・アット・マイ・ファーザズ・カンパニィ
こっちはクイーンズイングリッシュですけど、先生はアメリカ英語ですよね。
この学園の英語の授業はクイーンズイングリッシュみたいですね・・・」

言い終えると、再度優愛の方を向いて
「ねっ、優愛。」
【読唇術:スリーアウトでしょうがないだろうね…折角猶予与えてあげたのに、半日もしない内に、スリーアウトになるとはね。
中澤明日香に関しては、たまに口さえ使えればいいから…】

慶次が話した中澤明日香はD組の中で孤立を深めている。
「中学時代に付き合っていたからって、慶次様は優愛様の許婚なのよ。
この学園ではお二人はご一緒なの。
貴女も講堂に入ってきたお二人の姿見たでしょ。
あれだけお似合いのカップルは他には見当たらない。
お願いだから、くれぐれも変なことしてD組が睨まれるようなことはしないでよね。」
「変なことって何よ?慶次の方から近づいてくるならいいのよね(笑)慶次がいつまでも我慢できるはずがないもの。」


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投稿者:一条優愛 ◆QTkW71xbq6
2025/10/21 13:37:10    (MbO/lvUg)
「読唇術【あら、挨拶は出来るのね、少し侮っていたみたい。】
プロフェッサー・ゴトー、デ・ケ・エスタ・ソルプレンディード?(後藤先生、何を驚いているんですか?)」と優愛。

「優愛様の只今の訳ですが“後藤先生、何を驚いているんですか?”です。
スペイン語、カタコトだったので理解していないように感じまして教師の後藤先生には失礼かと思いましたが日本語で伝えてみました。
特A組の生徒達は小中と外国語学科でヨーロッパ言語、アジア言語を習っております。」と綾子。

「後藤先生はこの学園の事も多言語も些か不勉強なのでは?
国際会議で通訳されている〇〇さんも翻訳で有名な△△さんもこの学園出身ですよ。」と潤。

後藤なつみは助けを求めるよう桜井智を見るがもの見下した様なすごく冷たい目。

だったらと慶次を見ると慶次は優愛を見つめている。
ダンッ!教卓を出席簿で叩き威嚇の音を出す…教室に静寂が……。
「新任だからと誂ってるんですね!
スペイン語で挨拶してそれに席順はここに貼り出してるじゃないですか!!
それすらも守れない程、貴方がたは子供なのですか?笑
私は英語教師です!スペイン語かわ解らなくても仕方ないじゃないですか!
何故、この通り座らないのですか!」

学園に似つかわしくない大きな音と大きな声。
呆れて生徒達が黙っていると生徒達が懲りたのかと勘違いをする後藤。

何人かの影が手を挙げ立ち上がり今度は英語で……。
「ゼア・イズ・ノー・サッチ・ルール・アット・ジス・スクール(その様なルールはこの学園にはありません)」
「ザー・シーツ・チェーンジ・エブリー・デー(毎日、席は変わります。)」
「ハブント・ユー・レッド・ザー・ルールズ(規則を読んでないんですか?)」

頭に血が上ったのか後藤は優愛たちの元へ。
「貴女と貴方の指示なのね!」
「後藤先生、仰っている意味が解りかねます。
私が一体どの様にその指示を出したのですか?」
「そ、それは……、それはそうと一条さん、前田くん!アナタ達の制服、他の生徒とよく見たら違うじゃないの!
校則違反よ、校則違反!」

「桜井先生、私から説明しても宜しいでしょうか?」
「優愛様、どうぞ。」

その場で立ち上がると。
「この学園での制服はオーダーメードかセミオーダー、既製品と分かれてます。
生地に関してもその様になっています……、先程、潤が言った通り後藤先生、この学園の事に対して不勉強過ぎませんか?
学園に就職するまでかなりの時間が有ったと思いますがその間、何をされていたのですか?潤と綾子は?…慶次は何をしていたの?
私は復習の為、日舞や華道茶道、〇〇先生を師事し慶次の好きな〇食を習い
それから馬術と武道を少々とピアノ、フルート、ヴァイオリンなど有意義な時間を過ごしましたわ。」
「優愛様、私はこれから慶次様にお仕えする為、語学も猛勉強をし武道も習っていました。」と潤。

「私は外部入園する生徒が優愛様に無礼な振る舞いをする者が居るかも知れないと武道を……。
復習しておいて良かったです、真逆、入園早々、出合い頭で周りも見もせず優愛様に衝突する様な輩が教師に居るとは思いもしませんでしたわ……。」と綾子が後藤なつみを凍りつくような瞳で睨みつける。

教室内がザワつく
「優愛様に衝突する?」「お怪我は?」「まさか後藤先生?」「女性が運動でもなさらなければ走らないでしょう。」

「慶次…これは【読唇術、スリーアウトかしら?
それから後ほどD組の中澤さんに会いに行くわよ?教えて差し上げないと後藤先生のように間違えを犯す前に…。】」


D組では明日香が馴れ馴れしく慶次呼びしたことでザワついている。
「君、気をつけてくれただでさえD組はこの学園で一般人が多いのだから…。」
「私は中学時代から慶次と付き合いしてるんです!
たから第二ボタン貰ったし!色々したの!」
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投稿者:前田慶次 ◆XtRQAtITF6
2025/10/20 23:50:18    (qPgX9Wje)
桜井和也が壇上で挨拶していると、特Aクラスの優愛様が微笑む。
その笑みは綾子か潤が指令を送るとの合図であった。

その後綾子が目配せ・読唇術を送って来る。
「【席順は自分たちで決める・今日の朝の挨拶はスペイン語で。】か。
これは後藤先生目を付けられてしまったかな。
まぁ、私は何度も注意したあげたことだし、これからは優愛様・慶次様の仰る通りに」
目立たないように、前もって決めていたサインを綾子に送った桜井和也は挨拶を終える

後藤なつみを含む新任教師が挨拶を終え壇上から下りると、今度は学園長先生を含む既存の教師たちが次々と登壇し挨拶していき、最後に理事長先生が挨拶をして式次第は無事に終了する。

特Aクラスが一番最初に講堂から退場していき、続々とクラスごと退場していくものだと思っていた中澤明日香は、なかなか動きを見せないことに不信を抱き、
「ねぇ、なんで他のクラスはまだ動かないのかしら?」
と、隣にいたクラスメートに声をかける。
「あぁ、まだ特Aクラスの皆様が全員教室に入っていないんでしょ。
貴女は外部進学組だから知らないだろうけど、
特Aクラスはこの学園の中では特別なのよ。
今年度は優愛様と慶次様が入学されたから、今までに無いくらい特別なの。」
「なんで、慶次だって外部進学組でしょ。
だって慶次は中学生の時同級生だったし、その時の第二ボタンだってこうして。」
ブレザーの胸部分を押さえる明日香。
押さえた部分のブレザー内ポケットの中には、
慶次からもらった第二ボタンが、縫い付けられていた。
「ばか、慶次様よ慶次様。目付けられたらどうするつもりよ。
さっきだって特Aクラスの方に向かって手振ってたし。
私何か言われやしないかと、ドキドキしちゃった。
慶次様は優愛様の許婚なのよ当たり前でしょ。」

特Aクラスの生徒が教室に付き、当然のように優愛が窓際一番後ろの席に座る。
その横に慶次、それぞれの前に綾子・潤が席に座る。
周りを取り囲むように、綾子・潤の手の者が席に座っていく。
前方の黒板には【この席順で座って下さい】と書かれ、その下に席順表が貼られ、後藤なつみとサインまであったのだが、それは見事に無視されている。
「後藤先生、あんなもの(席順表)まで作って。どういうつもりでしょうか?」と綾子
「市井の先生はあんなもんだよ。みんな管理したがるんだよね。
生徒の自主性なんかこれっぽっちも重要視しない。
担任である和也兄さんは、了承したんでしょ。」
「ええ、分かったとのサインを送ってきました。」
「なら後藤先生が何か言ったら、和也兄さんが注意してくれるよ(笑)
それ以上口答えするようなら、スリーアウトでいいんじゃないかな。」

優愛の方に向いた慶次は
「優愛、講堂での話の続きなんだけど、俺って女性に笑いかけてた?
全く自覚ないんだよね。これからは気をつけるよ。
それと、中澤明日香の口、舌が凄く動いて気持ちいいんだ。
たまには使ってもいいかな。それだけで我慢できなかったら、また桜井のおじさんにお願いすることにするよ。」

その後しばらくして、教室の引き戸が開くと
「ブエノス・ディアス プロフェッサー・サクライ(桜井先生、おはようございます)」
と綾子(優愛の方がいいのかな?)が発声すると、他の皆も続く。
それを受けて、桜井和也も
「ブエノス・ディアス チコ・チカ(みんな、おはよう)」
とスペイン語で返す。

それを、桜井和也の後に付いてきた後藤なつみが
(えっ、ちょっと何、何なの??これってスペイン語よね?なんでスペイン語??)
混乱しながらも、桜井和也の真似て
「ブエノス・ディアス チコ・チカ」
と発生する後藤なつみ、桜井和也に続いて教壇の上に。
流暢な(後藤なつみにとってはと思われる)スペイン語で挨拶する桜井和也とそれを隣で聞いている後藤なつみ。
それを教室の隅で見聞きしている慶次は優愛に
「ハハハ・・・優愛見てよ後藤先生。目を白黒させてる(笑)まぁ、当たり前か。
今度は後藤先生の番、どうするだろうね。」

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投稿者:一条優愛 ◆QTkW71xbq6
2025/10/18 18:55:12    (JvlUrqrm)
「その筆下ろしの相手、義父が探した相手です。」
「桜井の家に借りを作った両親の代わりに…ねっ。」
「処女じゃなければ意味がありませんし義父の考えもあって薬だけではなく生まれつき子宮のない女という事です。」
「子宮がないんだから薬も飲まなくてもよかったんだけど偽りだったらと警戒してのこと。」
「病院で検査しても念には念を入れるのは僕たちも見習わないとならないね、綾子。」
「そうね、それくらいでないと優愛様と慶次様をお守り出来ないですものね。」

「その方はどうされたの?潤。」
「桜井の家の遠縁の牧場で働いています。」
「〇〇〇の牧場かしら?何れ訪れてみたいわね。
口でされたの?学生卒業までは好きにしていいけれど慶次が笑い掛けると勘違いする女性(ひと)もいるのよ、気をつけてね?
中澤さんや後藤先生みたいに…、ねっ?」

注意を受けざわつく講堂内、一言呟き、立ち上がると。
「申し訳ありませんでした、以後気をつけます。」

息を飲むほどの綺麗な謝罪、講堂内の生徒、教師、父兄などがため息をつく。

一言。
「ツーアウトね。」

綾子と潤が立ち上がろうとするのを制し読唇術で慶次、綾子、潤に伝える。

読唇術。
「綾子も潤も市井ではスリーアウト制なるものがあるらしいので…
それまで許してあげましょう?慶次、そうよね?
D組辺りにいらっしゃる中澤さんのことは学園を知れば大人しくなると思うわ。
……慶次、あの娘の口、これからよしばらく使うのかしら?」

「優愛様、高等学園に入園される前に私と潤が交わったのを見ましたよね?」
「我らは優愛様、慶次様の為なら何でも致します。」
「えぇ、見ました…、私に出来るかしら?
慶次とその様な関係になるのは慶次が大学院を卒業し暫くしてからですね。
慶次はそれまで大人しく出来ますか?もし大人しく出来ないならそれなりの相手を爺に探してもらうわ。」

私は思わなかった、教室でスリーアウトになるなんて…。

理事長、学園長が怒りを蓄えているのが席から見ても判る。
和也兄さんも…憤っている。

甚振りたい。
退屈だった私に手に入りそうな玩具、後藤なつみがイキイキとし部活などの話をしているのが聞こえてくる。
教科科目の英語で頑張りたいとの話も聞こえる…。

私と慶次、いいえ
特Aの生徒達と会話ができるのだろうか?
「潤、打ち合わせね。」
「特Aでの会話は英語で……、解らない言われたら他の語学に致しましょう。」

「そんな意地悪なことしてお可哀想よ。」
これぽっちも可哀想と思ってない優愛がニッコリと壇上に居る和也に微笑みかける。
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投稿者:前田慶次 ◆XtRQAtITF6
2025/10/17 22:07:33    (hL.5vXg3)
「潤、君も同じクラスなのか。優愛に綾子それに潤まで。
まるで小さい頃に戻ったみたいだ。和也兄さんもこの学園で先生するんだろ。」
「ええ、そうでございます慶次様。私共特Aクラスの担任とか。
それと特Aには副担任が付くようなのですが、それが誰なのかまでは掴めずに。
申し訳ございません。」
「いいよ、どうせクラスに行けば分かるんだし。
それより潤、様付けは止めてよ。小さい頃のように呼び捨てで行こうよ。」
「慶次様、そのようなわけには参りません。
戦国時代で例えれば、慶次様はお殿様、私綾子と潤はその家臣でございますので。」
そのやり取りを聞いていた優愛が、一言「慶次、その内慣れますよ。」と。

「そうかなぁ。まあいいや。
そうそう優愛、さっきのどれくらいの女性におイタしたのって質問だけど、何か僕の事誤解してない?
僕がセックスするのは(前の穴に挿れるのは)許婚である君、僕の可愛い優愛だけだよ。
一条家がそうであるように、前田財閥の遺伝子も軽々しいものではないからね。
もしまかり間違って、市井の女を妊娠でもさせようものなら跡目争いが起こらないとも限らないからね。
僕が今まで女の前穴に挿れたのは、中学2年の時に父から筆おろしと言われて、
宛がわれた女だけだよ。その女もなんとかいう子供ができなくなる薬を飲んでいたみたいだが…」

「優愛様、慶次様、お話し中失礼いたします。
先程潤が言っていた、特Aクラスの副担任、壇上の後藤とか言う女教師みたいでございます。」
綾子の言葉で壇上を見る、優愛と慶次。
「あの女、さっき優愛にぶつかった女じゃないか。
謝罪の仕方もなっていなくて、無様に尻もちついてパンツ見せてたっけ。」
慶次の目の奥がキラリと光るのを、見逃さない綾子と潤。

「それと慶次様、先程から1-D当たりで、こちらに向かって手を振っている女子が居りますが、お知り合いでしょうか?」
綾子の言葉で、綾子が見ている方向を振り向く慶次
「あいつ…中澤明日香か…この学園に合格してたんだ…入試に落ちたようなこと言ってたから、お別れの意味でボタンあげたのに…」
「慶次様、どうしてそのようなことを(ボタンをあげたこと)」
と潤。
「いやあいつの口何回か使ったことあってさ…それもあって卒業の時せがまれて、むげに断るのも悪いかと思って。」
「そうですか。今までの事はまあいいとして、この学園に入園した以上、この学園のルールに従ってもらう必要はありますので。あまりにも物分かりが悪いようなら、1-Dクラス全体の連帯責任ということで。」
「おいおい、綾子、あまり物騒なことしないでくれよ。」
「慶次様はご心配なさらずに。」

その時壇上から、四人の方向に向かって
「そこの生徒、特Aクラスですね。今先生が話してるんですよ。私語は謹んでちゃんと聞いてください。いいですね。」
と、後藤なつみの声が響く。

その瞬間、会場内が静かなどよめきに包まれる
「おいおい、まじかよ。」
「今注意されたのって…」
「優愛様、慶次様になんてことを…」
etcetc…
ひそひそと囁き合う声があちこちから聞こえる

「後藤先生…まずいんじゃないの。」
「桜井先生、言ったじゃない、ちゃんと理解するように言ってくれないと。」
「教頭先生、私は何度も注意しましたよ。職員室で聞いてましたよね。」
と桜井和也が応じる。
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投稿者:一条優愛 ◆QTkW71xbq6
2025/10/15 19:54:00    (M.78Eony)
「特A組ですから早々、顔は変わりませんよ?
私(わたくし)も貴女方と同じ組で嬉しいですよ?
これからは慶次共々、仲良くして下さいね?」
そう応えると“とんでもありまそんな、こちらこそ宜しくお願いします。”
“幸福極みありません。”などの声が出る。

慶次と私が講堂に入ってきた後藤なつみに満面の笑みで会釈されるのを見て。
「そうね、インターネットを出来れば小学生でも幼稚園児でもそれを何をしてたか判るものね。
でも校内で致すなど動物みたいね。
慶次は美人がお好きなのかしら?ごめんなさいね?慶次の好みでなくて……。
私、下品な物言いは出来ないですし人前で下着を晒す真似も出来ませんもの……。」

「優愛様、嫉妬でございますか?」
「潤、貴方も特A組でしたわね、これから慶次に仕え手足になりなさい。
嫉妬?私がですか?そうね、そうかも知れないわ。」
「優愛様の仰せのままに…、慶次様、私めに何なりとお申し付けくださいませ。が悪戯は程々にして下さい。
優愛様の不興を買う真似はお控えくださいませ。(手遅れですが……。)」
「お義兄さん(潤)、お久しぶりでございます。」
「あぁ、綾子さん、久し振りです、今後は学園で過ごすので良しなに。」
「その様に畏まらなくとも大丈夫ですよ?」
「綾子、有難う、共に優愛様と慶次様に仕えよう。」
「えぇ、お義兄さん、私達、桜井は一条家に仕えるために文武両道で生きています。お互い、協力致しましょう。」
「あぁ、お義父さんに拾ってもらった身、桜井の家の習わし一条家に尽くし手足となるよ、綾子とも勿論、和也兄さんとも協力するよ。」
「そうね、…第一弾として……、“あの女”よね。」
「あぁ、“あの女”に優愛様の不興を買ったらを思い知らせてやらなければな。」

何も知らずにニコニコしながら壇上で自己紹介をしている後藤なつみ。
「後藤なつみです!一年特A組の副担任を任されました!
英語教師ですが受け持ちはまだありませんが解らない事があったら
職員室又は教科室まで来てください、一緒に学びましょう!」


講堂に入ってきた時、公立中学の卒業時、慶次に第二ボタンを強請った女の子が慶次に大きく手を振るが……。
「慶次君の隣に居る人、滅茶苦茶、可愛い……。」
「貴女、優愛様、知らないの?」
「慶次君の隣の女の子?」
「あの方、学園長の一人娘の優愛様よ。」
「優愛??」
「おい!貴様、正気か!優愛様だ!優愛様!
世が世ならこの国のお姫さまだったんだぞ。」
「アハハハ、夢物語みたいなこと言うのね、あー、可笑しい。」
「D組で問題起こさないでよ?中澤さん。」
「明日香でいいよー。」
「中澤さんでも明日香さんでも構わないけど、この学園でファーストネームにしても“さん”付けなのよ!
身の程わきまえてほしいわ。」
「君、外部入園だろうから教えてあげるけど慶次様は優愛様の許婚だからな。」
「許婚??…ぶはっ!ハハハハハっ!本当、物語みたいー、馬鹿馬鹿しいー。」
「僕は教えたからな、これ以上は知らないですよ!」

「慶次、小動物な様に可愛いコ、大きく手を振ってるあのコ、D組の方みたいだけど
市井…、公立小中の同級生かしら?」
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投稿者:前田慶次 ◆XtRQAtITF6
2025/10/14 17:54:06    (5g.D.UV1)
後藤なつみにより突き飛ばされた優愛。その体は慶次によって受け止められる。
「優愛大丈夫?爺も綾子もそう目くじら立てるものでもないよ。
幸い優愛は僕が抱きとめて怪我も無さそうだし。それに市井にはスリーアウト制というものがあってね」
尻もちをついて、無様に脚を開いていた状態から立ち上がろうとする女を、冷たい目で見下ろしながら、
「後藤先生でしたっけ。先生も式も始まろうというこんな時間に、どうして会場方向から飛び出してきたのですか?
私たちは今まで理事長先生・学園長先生と話をしていて、式開始時間に遅れないように会場に向かっていたところです。まさか式次第頭に入っていないとかですか?」
「それは。(この男子生徒は少し話が通じそうな気も。急に尿意催したからと言ったら、許してくれるかしら?)」
「それは…何です?」
「トイレに…(聞こえるか聞こえないかくらいの小さい声)」
「え、何です?聞こえませんが。」
「トイレに行きたくて…(少しは大きくなったがまだまだ小さい声)」
「もっと大きい声で言って貰わないと、分かりませんよ後藤先生。」
「トイレ、おしっこに行きたいんです…も・漏れちゃう…」
言い捨てるとその場を走り去る後藤なつみ。

走り去る後藤なつみの背中を一瞥して、
「おしっことか大声で言って…笑 恥じらいってものがないのかね…
まあ、いいや。遅れるから少し急ごうか優愛。」
でも走ることはなく、早足で会場へ。

会場の扉を開けると、ガヤガヤとした空気が瞬間に静かになり、視線が入ってきた四人に集中する。
優愛と慶次は当然という感じで中央を並んで堂々と歩き、指定の場所に着座する。
爺こと桜井智と綾子も端からそれぞれ自分の指定場所に
会場からはあちこちから囁き合う声が
「あの方一条優愛様よね、この学園の学園長先生の一人娘の。凄くお綺麗だわ。」
「ということはお隣が、許婚の…名前何だっけ?」
「前田慶次様よ、あの前田財閥の御曹司。行く行くはこの学園の学園長になられる方」

特Aクラスの指定場所に着座すると
「優愛様高校でも同じクラスになれて嬉しいですわ。」
「私も嬉しいです。」
との声があちこちから飛んでくる。

職員席を見ると何とか理事長・学園長の入場までに間に合ったみたいで、後藤なつみが会釈をしながら席に着くところ。
「優愛見てみて。あの後藤せんせ、残念だけど時間に間に合ったみたい。
僕さっきので目付けられちゃったかな(笑)
そうそう公立の中学校2年の時だったかな、後藤せんせとは違うタイプだけど、凄い美人の先生が配属されてきたんだけど、その後すぐに退職しちゃったことがあってさ。
噂で聞いたその理由が、体育教師と校内でやっちゃったみたいなんだ(笑)
で教育上よろしくないとか何とかで、女性教師は退職・男性体育教師は異動に。
教育上よろしくないも何も、中学二年にもなれば皆色気付いてるのにね。」
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投稿者:一条優愛 ◆QTkW71xbq6
2025/10/03 11:45:10    (Ny2dPou6)
「市井の方、前田家の慶次にも(嫌がらせ)そんな事をするの?全く呆れて物も言えないわ…。
その方たち自分の立ち位置をご存知ないのでしょうね、前田家の慶次…、私の許婚にそんな愚か者が居るのね…。
爺?勿論、返り討ちにしましたよね?
慶次、私たちと比べては皆、可哀想だわ、家系を背負うと言う事の重さを知らない市井の子どもですもの、それは仕方のないことだわ。
私たちは幼い頃から恵まれてるのよ、お祖母さまには一流の講師を就けてもらい教養をそれを学び、
お祖父さまには企業の方々と交流で品位や交流術を教えて頂いたのよ、有り難いわね、感謝ですね。
……卒業式のボタン?あぁ、綾子さんから聞いたことがあるわ。第二ボタンのことでしたよね?
確か…両思いになれる。おまじないの様な物でしたわよね。
なぜアナタが私以外の方に渡したのかは容易に想像出来るけど…、可哀想よ?
慶次と両思いになれると希望抱いてこの学園に無理にして入園していらっしゃるんでしょう?本当に可哀想……。
私に告白?!
この学園で私に告白する身の程知らずが居たならば破滅したい異常者か外部出身者で私のことを知らない方だけじゃないかしら?
勿論、今まで告白する者など居りませんよ、ただ一度告白なるものを経験してみたいです、経験してみたいはただの興味です。
私は幼い頃から慶次しか見ていませんし政略結婚と言われていますが
私なりに慶次に好意はあるのよ?お母さまだっていくら政略結婚と言っても私の意に反することは好まないです。
お祖父さまは判りませんがお父さまはお母さまに愛情を注いでますし
お母さまもお父さまに、ふふっ、朝ご飯作ってさしあげてるのよ、一条の一人娘が…。
私も慶次にしてあげたいから専門の〇食(和食か洋食か、慶次の好み)に師事しましたのよ。」

祖父と父に促され立ち上がると慶次の横に立ち、優雅に2人に一礼してから理事長室を出る。
「和也は優愛お嬢さまがお産まれになられてから許婚の方、慶次坊ちゃまに一生を捧げると決められております故、存分にお使い下さい。」
「和也さんは日本史の教師なのよ、見た目も中身も磨いているわ、全部慶次の為にね。
そう言えば……父の前では聞けなかったけど慶次はどれくらいの女性におイタ(セックス)したの?
今までのことは慶次が誰かとなさっても不問よ、ただこれから先は私たちが楽しむだけにしましょうね?
その代わりこれからはその相手を教えて?……身の程知らずと言うことを教えて差し上げないと…ねっ?
私はアナタ以外行為をしないわよ?
だってまかり間違って子どもでも出来たら大変ですもの。」

優愛の身の程知らず。と言葉を聞き、頷きながら綾子が優愛が話し終えるといつの間にか後ろから付いてきている。
「優愛お嬢さま、そうは仰られますが市井では中々難しいものでございます。
中途半端に出来が良い、顔がいい者は自分より優れた者がいると嫉妬し陥れようとするのです。
しかしご安心なさってください、慶次さまに下手を打った輩は男女問わず…消し去りましたから……。
(それから慶次さまが挿入するお相手はバージンだけ、他の者が挿入した後は色々問題がございますから…。
慶次さまもその辺りはしっかりなさってましたからね。)」
「綾子さん、そうなの?何だか、市井の方は複雑なのね…、消えた方は綾子さんが?」
「いいえ、私が直接手を下せば…優愛さまの名が汚れてしいますので、手の者が始末しております、その辺りは心得ております。」

「慶次、前田のお義父さま、お義母さまは来賓席に(私の)お祖母さまとお母さまの4人で並んで座られてますよ。」
丁字路を右に曲がれは講堂。

そこから飛び出してきたのはもう講堂に居なくてはならない筈の教師の“あの女”、後藤なつみ。

優愛にぶつかってきた、私の体は慶次の腕の中に押し飛ばされる。
「無礼者!優愛さま、どこかお痛めになられた箇所はございませんでしょうか?」
「大丈夫よ、慶次が受け止めてくれたから。」

派手に尻もちをついて転び恥じらいもなくM字で足を広げピンクのパンティを晒している後藤なつみ。
「後藤先生、いつまでも見苦しい姿してないで立ち上がりなさい。」
「痛〜い、見苦しいって…、あれ学園長の秘書の桜井さん…、す、すみません!」
捲れたタイトスカートを戻しながら立ち上がりペコペコと何度も頭を下げる。

「その制服(ブレザー)ネクタイとリボンからして1年生ね、今から講堂で入園式です!
なぜ教室に居ないのですか!入園早々、指示も聞かずに廊下をうろついているだなんて!」

呆れ顔の桜井智が
「私がご案内しているのです、この方々が何方かお判りにならないのですか?」
「爺、お止めなさい、初見の方です。」
「しかし…、これだけは言わせて頂きたいです。
教師ともあろう者がこの学園で無作法に走るなど言語道断!以後この様な無作法はなさらぬように。」
「それは確かに爺の言う通りだわ、ぶつかったのが私だったから良かったけれど…、それから謝罪の仕方なってませんわ。」
「何を仰られますか!優愛お嬢さま、他生徒なら慰謝料で済みますが
優愛お嬢さまに万が一にでもお怪我で傷が残るようなことがございましたら我ら一族でお相手の家を根絶やしに…。」
「綾子さん、そんな風になさっては駄目だわ、ねッ、後藤先生…?」
ふふふっと笑うがその目は笑っていなく後藤なつみは恐怖し後ずさりまた尻もちをつきピンクのパンティを晒している。

そして慶次なら手助けしてくれるかもと助けの目を慶次に向ける後藤なつみ。

愚かだわ、慶次が哀れんで助けてくれる訳ないのに…ねっ?
3
投稿者:前田慶次 ◆XtRQAtITF6
2025/10/02 16:55:58    (YzGca3LM)
「僕も寂しかったよ優愛。公立の小中学校か。何事も横並びが大事、少し目立つことをするとすぐに、頭押さえられて……退屈で退屈で……あれが一般感覚っていうなら、そんなものない方がいいと思ったね。」
僕(前田慶次)は私立学園の制服である決して煌びやかではないが、見る人が見ればわかる最上級の生地を最上級の仕立てで仕立て上げられた、制服(ブレザー?)を身に纏い、これも同様の制服を着てソファの隣に座っている一条優愛の問いに答える。
「高校からは、優愛、君と一緒の学校に通えることになって、嬉しいよ。
告白か…何人かからされたけど、どうしても優愛と比べると皆ガキでさ…
そういえば、卒業式の時に学生服のボタン下さいとか言われて、あげちゃったけどまずかったかな。そういう優愛はどうなの?この伝統学園だと、告白した告白されたなんてことも無いか。」
優愛の手を自らの太腿の上で押さえながら話す僕

僕は前田財閥の御曹司。とはいっても次男なので財閥をつぐのは兄の慶一。
次男の僕は財閥を少しでも大きくするための政略結婚の駒。
今後の教育関連参入の足掛かりとして、一条家の令嬢である優愛の婿として、幼いころから将来は一条家に入るのだと教えられてきた。

「優愛、それに慶次くんもそろそろ講堂に行きなさい。式開始時間に遅れるよ。」
と、学園長の一条△△が二人に声をかける。
秘書の桜井智がその言葉を受けて
「優愛お嬢様、慶次お坊ちゃま、そろそろ参りましょう、この爺がお供いたします。」
「では行ってまいります。行こうか優愛。」
桜井智の後ろに付いて歩き始める二人
「父さんと母さんももう席に着いてるのかな?そう言えば爺。和也お兄ちゃんさ、先生になったんだって?」
「ええ、そうでございます。〇〇市の高校で教師をしておりましたが、今年度から本学園に赴任することとなってございます。」
「そうかぁ、和也兄ちゃんに久しぶりに会えるのか。元気かなぁ」
「あれは、慶次お坊ちゃまが本学園に入園することに決まって、爺めが急遽呼び寄せてございます。どうか以前にも増してよしなに。」
2
投稿者:前田慶次 ◆XtRQAtITF6
2025/09/29 08:07:59    (sUxRQFk3)
本文は後刻改めてになりますが
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