2025/08/07 02:44:18
(JXvUIT3w)
(ふぅ~やっと着いた…思っていて以上に山奥なのね…)
都内から電車を乗り継ぎ、着いたローカルの小さな駅…そこからタクシーで小一時間ほど道路…道路と言っても車がやっと1台通れるかどうかの無舗装の山道…を走り目的の修行寺に到着しました。
まだ5月の終わりたというのに都内は異常気象なのか、真夏かとも思える日が続いていたものの、寺の建つ場所は日差しは強いけれど、吹き抜ける風は爽やかでした。
山門を入ると小姓さんらしき若者が境内の掃除をしていて、久美子をみつけると「住職を呼んで参ります…」と頭を下げました。
年の頃は、15〜6さいといったところでしょうか…頭を丸めてはいましたが、なかなかの美少年でした。
暫くすると小姓さんとともに1人の男性が近づいてきました。
「あの…私…先日、お電話させて頂いた高坂久美子です…今日からこちらで修行をさせていただきますので…よろしくお願いします…」
白蓮と名乗った男性は、やはり住職で、電話て話した印象通り温和そうな方でした。
ただ住職の体型は、ふくよか…と言うよりでっぷり…と言った感じで、悪い言い方をすれば生臭坊主のようで、修行を行う寺の住職らしからぬ体型…久美子は規律正しく自らを戒め…そんな想像をしていただけに少し意外な感じを受けたのでした。
(ひとを外見て判断しては、だめよね…このお寺には、これまでも救いを求める女性が何人も訪れ救われているんだから…)
挨拶を済ませると住職自ら寺を案内してくれました。
本堂やひと月暮らすことになる部屋、浴室、トイレ…外観もそうでしたが、結構古いものでしたが、隅々まで掃除が行き届いており、初めに住職を見て抱いた印象は、間違っていたのだと思わされました。
寺を案内してもらっている間、住職と小姓さん以外のひととは全く出会わず、その事を訪ねてみると、先日までは3人の女性が修行をしていたが、現在は久美子だけと告げられました。
その話を久美子は全く疑ってはいませんてしたが、本当のところは、ここ1年ほど誰も修行などには訪れておらず、久美子は女に飢えた住職と小姓さんの久しぶりの獲物でした…
とりあえずはじめてみました。
改めて、よろしくお願いします。