2025/07/09 19:29:31
(2uZjp4Nt)
「晶ちゃんか…ずいぶん大きくなって…。
おっと…、桑名さん、と言わないといけないね…。すまない。」
晶の父、桑名とは二十年来の友人である男、安藤。
幼い頃の晶とは何度か会ってはいるものの、最後にあったのは晶が小学校に入る直前。
ほとんど初対面に近いが、それだけの期間友人関係の続く桑名の娘、ともなればそこいらの20代女性とはやはり違って見える。
あの小さかった少女も今やこうして働き口を探すような年齢になっているのか…。
しみじみそう考えると同時に目に留まるのはその身体つき。
程よい肉付き…、良くすぎない、悪すぎないそのスタイルが男の目を引く。
当然誰にも言えない性癖…犯罪的な性癖、盗撮にハマってしまってもう何年も経つ。
そんな中で感じていたのは、良すぎる体型はリアリティを欠く、だった。
もちろん、極端な痩せ型や太り過ぎはNG、しかし男にとっては、AVの世界のようにも感じてしまう完成された体型もまた、NGの内だった。
その点、目の前に佇む晶は最高と言っていい。
地味な雰囲気…、豊満でありながらも人ってはいない。
しかし、一種のコンプレックスとして感じてもいそうな下半身はやはりリアルそのもの。
出会って数秒で興奮が下半身に集中していくのを感じる。
「改めて自己紹介をしよう。
安藤正敏、この施設の統括責任者だ。
古くからの知り合いでね。
君のお父さん、桑名の希望もあって、力になれればと思っているよ。
って、そんな話はもう聞いているかな。
基本的に、強制されることはないんだ。
自由にやりたいや気になることを探してくれても良い、必要な情報は提供するし、紹介もする。
中でも、小さな図書館クラスの書籍がそろっている図書室は自慢でね。
気になる本はいくらでも目を通してくれていい。
就業に必要な知識習得に役に立つはずだ。
他にもネット接続は完全無料でPCが使えるルームもあるし、
勉学に集中できるように、和室や洋室など、使用者の好みに合わせた多目的ルームも完備している。
仮眠ルームもあるし、シャワールームもある。
できるかぎり、就業希望者に寄り添った施設を目指しているんだ。
各ルームや施設の利用は、端末から利用申請をしてくれれば私の方で承認して、使用許可が下りる。
特別に予約等がない限り許可するから安心してね…。
現時点で何か気になっていることはあるかい…?」
簡単な施設紹介。
他の利用者もすれ違う中、フロアマップの前まで案内して行う。
最も肝になっているのは、端末からの利用申請。
これは男が全ての入所の居場所を把握する為の仕組み。
つまり、盗撮のチャンスを逃さないための仕組みだ。
当然、覗きたい入所者が常に施設にいるわけではない。
だからこそ、晶、のように、気に入った女の入所は逃すわけにはいかない、と言う事だ。
【安藤正敏(あんどうまさとし)
52歳 173㎝ 中肉中背よりも少し弛んだ身体つき。
黒髪短髪、白髪も混じる年相応な雰囲気はあるものの、禿げてはいない。
物腰が柔らかく入所者からも気軽に声を掛けられては、真摯に対応しているため、施設、人、共に信頼は厚い。
当然だが、所長としての目的は盗撮。
図書室やPCルームを中心に各所の至る所に隠しカメラを設置し、いつでも確認が可能。
誰も入ったことがない部屋もいくつかあるとか、ないとか。】