2025/05/12 18:36:16
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エンジンの振動が止まり、静寂が車内を包む中、彼の呼吸が荒々しく響く。助手席の私は、火照った身体をシートに沈め、彼の次の行動を予感しながら、甘い疼きに耐えていた。
夫の手が素早く私のスカートの下に滑り込み、太ももを這う。冷たい指先が熱を持った肌に触れた瞬間、ビクッと身体が跳ねる。まだ彼の――あの「調教師」の残響に支配された私の身体は、わずかな刺激にも過剰に反応してしまう。
「んっ…あっ…」
夫の指が下着の上から秘部をなぞると、堪えきれず声が漏れた。布越しでも、すでに濡れそぼったそこは熱く脈打ち、彼の指を誘うように収縮する。夫は私の反応にさらに煽られたのか、乱暴に下着をずらし、直接触れてきた。
「こんなに…濡れてる…」
夫の声には、嫉妬と興奮が混じり合っていた。指が蜜をかき分け、滑り込む。ぐちゅっという淫らな音が車内に響き、私は恥ずかしさに顔を背けながらも、腰が勝手に動いてしまう。二本の指が奥まで沈み、ゆっくり、だが力強く動くたび、頭が白く霞む。
「はぁ…んっ…だ、だめっ…こんなところで…」
掠れた声で抗議するも、身体は正直だった。私の身体は、夫の不器用だが熱を帯びた愛撫にも激しく反応してしまう。指が敏感な部分を引っ掻くように動くと、子宮の奥が疼き、蜜がさらに溢れ出す。
夫は私の耳元に顔を寄せ、熱い息を吐きながら囁いた。
「お前…あいつのことで、こんなになってたのか? まだ…あいつのこと、考えてんのか?」
その言葉に、調教師の顔が脳裏に蘇る。彼の冷たくも支配的な視線、縄で縛られた私の身体を這う指、容赦ない律動――。私は首を振って否定しようとしたが、夫の指が急に速く動き、思考を掻き乱す。
「あっ…やっ…違う、違うのっ…んぁっ!」
快感に喘ぎながら、必死に弁解する。でも、夫は私の言葉を聞くよりも、私の反応に夢中だった。彼の指はさらに深く、激しく動き、車内の狭い空間は私の喘ぎ声と淫靡な音で満たされていく。
「…お前、こんな淫乱だったなんてな」
夫の声は興奮に上擦り、普段の穏やかな彼とは別人のようだった。彼の手が私の胸元に伸び、ブラウスを乱暴に開く。露わになった胸を揉みしだきながら、指は休むことなく秘部を責め続ける。
「んっ…あぁっ…もう、だめっ…!」
快楽の波が一気に押し寄せ、私はシートにしがみつきながら身体を震わせた。調教師に植え付けられた快感の記憶と、夫の嫉妬に燃える愛撫が混ざり合い、頭の中は真っ白に溶けていく。絶頂が近づく中、夫の指が最後のひと押しを加え――。
「はぁっ…あぁぁっ!」
私は背を仰け反らせ、車内で獣のような叫びを上げた。身体がガクガクと痙攣し、蜜が夫の指を濡らす。シートに沈み込み、肩で喘ぎながら、私はまだ収まらない疼きを感じていた。
夫は息を荒げながら、私の乱れた姿を見つめる。その目には、嫉妬と欲望、そして新たな執着が宿っていた。彼の手はまだ私の身体に触れたまま、まるでこの熱を終わらせたくないかのように。
「…家に着くまで、我慢できるか?」
彼の声は、どこか挑戦的だった。私は掠れた声で、うわずった笑みを浮かべながら答えた。
「…無理、かも…」
車は再び動き出し、夜の道路を走る。その振動が、私のまだ疼く身体をさらに煽るのだった。