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多様性に潜んだエロ

投稿者:橋本弥生 ◆xF7cNBpxNs
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2025/04/06 02:04:14 (B9eUbbUn)
長年塾講師を続けてきた貴方は就業意欲の低下に悩み、40歳という年齢で早期退職してしまう。自分のペースで出来る仕事を始めようと、自宅を学舎とした個人塾を開く。一般的な塾としての機能がありながら、少し訳有りの子を受け入れる、リモートスクールの一面もあった。所謂、不登校の生徒だ。
いじめ、素行不良といった理由が大半だが、最近は発達障害といった特殊な事情を抱えた子が増えてきていた。学習障害、コミュニケーション能力の欠如など、普通のレベルに至らない性質だ。そんな訳有りの子達も快く受け入れる、良い意味で変わった考えをもつ貴方だった。
個人塾を開いて半年。軌道に乗って来た頃に兼ねてからの知人から連絡が入る。高校生の娘がいるらしく、どうやら訳有りらしい。学習障害はなく寧ろ優秀、精神状態は落ち着いている。しかし、どうしても集団生活に馴染めず、一人を好むらしい。これもまた、発達障害の一種という。そんな折、貴方の個人塾のポスターを見て連絡したらしい。当然貴方は承諾。明日早速、父娘で来訪し、体験入塾する事となった。

.....

「やあ‥久しぶりだな。3年ぶりかな?少し疲れている様に見えるけど大丈夫か?‥」

翌朝、知人は再開を喜びつつ、貴方を気遣う。知人に隠れる様に立つ、制服を来た少女がいる‥

「ああ、紹介が遅れたな。この子が話してた娘‥弥生。弥生‥お父さんの知り合いなんだ。安心して勉強してきなさい。」

「‥‥(コクッ‥)」

「ハハ(笑)賢い子なんだ。宜しく頼むよ。
 じゃあ俺、仕事だから‥夜に迎えに来るよ‥」

‥‥‥

「‥‥‥」

知人は無表情の娘を貴方へ預け、ゆっくりと立ち去って行った‥







【魔が差したのをきっかけにスカートの中を盗撮してしまう内容です。スマホを何度も何度も入れられたり、股関を真下から覗かれる事に興奮してしまう性癖です。盗撮で虐められたいというか、イケない事をしてほしい気持ちがあります。

 プロフィール
 アンニュイな雰囲気の文系少女。
 読書や書斎が大好きで長時間立ち読みして耽ってしまう。
 肩までの黒髪 156cm 細身だけど太ももとお尻はムッチリしている。】
 
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8
投稿者:杉浦雅人 ◆A7QXPpXKAU
2025/04/06 20:58:49    (PM4YBw1E)
ここへ通ってくる何人もの子供達。
それぞれに問題を抱えた子供達故に、個々への対応は当然異なる。

ひとりひとりに最適な接し方や教育方針。
それを日々のコミュニケーションの中で感じたことを加えてアレンジさせていく必要があった。

机に向かった男は、ひとりひとりの顔を思い浮かべながら計画を練っていく。

複雑に入り組んだ思考。
直接当人と接する時にも気は使うが、その日の出来事を思い起こしながら察し方を考える時間もやはり神経を使う。

『なかなか…大変だよな…。』

預けたいと依頼を受けた際、断ったことは一度もなかった。

教師が見放したら子供はどうなる…?
教師が手を差し伸べなくてどうする…。

そんな教育論が思考から溢れ出るほどに子供達と向き合う事こそが教師だと信じてきた。

そんな杉浦にもいささか疲れを感じ始めた頃だったのかもしれない。

行き詰まった思考を和らげようといつものように椅子を回した時…。
そこに見た光景が熱い教育論に何らかの歪みを生じさせたのかもしれない…。

本の内容に没頭している彼女は、無意識に頷いてる事に気付いているのだろうか…。

本棚に凭れるように身体の重心を左右に変えながら片脚ずつ疲労を癒しているのだろうか…。

凭れ掛かる仕草が、まるで自分の全てを預けているかのように見える姿は、安心しきって無防備にさえ見える。

『余程あの本が気に入ったんだな…。あんなに没頭して…。』

脚を入れ替える身体の動きは、きっと無意識に行っているのだろう…。
それほど本の中身に集中しているように見える…。

と、その瞬間…学生時代の放課後の図書室の光景が思い浮かんだ…。

密かに想いを寄せる女子の後姿を見つめていたあの頃と…今の光景が重なって見える。

本棚に寄り掛かり、静かにページを捲りながら読書を楽しむあの頃の光景…。

『あの子と…同じだ…。』

何も咎められない安心感からなのか…少女らしい可憐さを醸し出している姿に心が躍る。

『あの頃も…こうして後姿を見ていたんだった…。』

過去の思い出と現実の狭間を彷徨うように意識が行ったり来たりを繰り返す。

ふと立ち上がった杉浦は何かに吸い寄せられるかのようにフラフラとした足取りでその背後に近づく…。

何かしようとしたわけではなかった。ただ…あの頃は叶わなかった事を味わってみたいと…近寄ることさえできなかったあの頃…。
でも今は…教師という立場で生徒の元へ歩み寄る事は不自然ではない…。

勝手な思い込みなのかもしれない。
人との距離感が普通ではない少女に近寄る事は間違っているのかもしれない…。

しかし今は…杉浦を止めるものは何もなかった…。

そっと背後に近寄り、本棚に手を伸ばす。
それは明らかに行動を誤魔化す行為であり、手にした本に今興味が向いたわけでもなかった。

「どうかな…?その本…気に入ってくれたみたいだけど…。」

穏やかな口調で話しかけた瞬間、彼女から甘い香りが杉浦の鼻腔をくすぐった…。

きっとあの時の少女も…こんな甘い香りを纏っていたのだろう…。

過去と現実がごっちゃになったまま、彼女から漂う若い女性の香りを胸いっぱいに吸い込みたい衝動に駆られる…。

それが間違っていることだと気づけないまま…近くで息をしているだけ…何も間違ったことはしていない…。

それが例え…知人の娘であったとしても…。

歪み始めた意識に包まれた杉浦にとって、善と悪の境界線すらあやふやになり始めようとしていた瞬間だったのかもしれない。
7
投稿者:橋本弥生 ◆xF7cNBpxNs
2025/04/06 19:18:41    (B9eUbbUn)
「うん‥」

本を見ながら相槌を打つ弥生。
余程気に入ったのだろう。
続きに夢中になっている。

‥‥

仕事をしながら弥生の方を眺める貴方。
あれからずっと読み耽っている様だ。
右肩からやや本棚へもたれ掛かり、左足をクロスして本の世界へと旅立っている。
だらしないとは言えない姿勢。アンニュイでメランコリーな雰囲気の少女には似つかわしい佇まい。

スッ‥  キュッ‥ スッ‥

時折重心移動で脚を入れ換え、開いて直立姿勢になる‥ かと思えばまた本棚へもたれ掛かってアンニュイな体勢へ‥
叱る大人もいそうな中、どこか可愛らしさを漂わせる少女‥

~~!!‥‥

学生時代、放課後の校舎‥
貴方が図書室へ足を踏み入れた時、たまに見かける女子の後ろ姿‥

~~!!!‥

(パラッ‥ パラッ‥)

一瞬光景が別次元にクロスオーバーし、また現在に戻る。
貴方の目には知人から預かった娘の後ろ姿が写っている。そう、あの子は‥ずっと年が離れた知人の娘なのだ‥
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投稿者:杉浦雅人 ◆A7QXPpXKAU
2025/04/06 14:14:16    (PM4YBw1E)
彼女と会ってまだ少ししか時間は経っていない。
たった数分で彼女とのコミュニケーションが取れないと悲観するには早すぎる。

何か…。
何か方法は…。

そんな時に彼女が初めて反応したもの。

本が好き…。

その言葉に自身の書庫を紹介すると言った言葉に彼女の閉ざされた心を少しだけ開けたような気がした。

『なんて可愛い笑顔なんだ…。』

目が消えてしまうほどに細くなる笑顔。
自分を見つめて笑みを浮かべる彼女を心から可愛らしいと思った。

心を閉ざし俯いていた時とは別人のような彼女の雰囲気に心が踊る…。

書庫に案内して数多くの本を目の当たりにした彼女は、自由に使っていいと言う言葉に再びあの笑顔を浮かべた…。

『この子の笑顔は素晴らしいな…。
いつもこの笑顔を見ていたくなる…。』

心が躍り自然と和らかな笑みを浮かべてしまう。

「弥生ちゃんも…心が落ち着くんだね…。先生と一緒だ…。
じゃあここは弥生ちゃんの居場所に決定だね…?
ここの本は…自由に読んでもらって構わないからね…。」

生気を失ったかのような彼女は途端に温かみを取り戻したかのように、まるで少女のようにはしゃぐ仕草も可愛らしいと思った。

『こんなに明るい笑顔を見せる子だ…あいつもさぞ可愛がってるんだろうな…。』

こんな娘が自分にも居たら…そんな想いがふっと過る。
それと共に知り合いである父親に羨ましさのような感情まで湧き上がった。

輝くような瞳で並んでいる本を見つめる。
その横顔にはゾクッとするような美しさまで感じられた。

「どの本…?」

彼女が選び手にした本。
哲学書…?それとも啓発本…?

昔読んだ事は間違いないのだが、その内容は忘れ去られてしまったのか…。

『何の本だったかな…。』

ペラペラとページをめくる彼女の指先と、目に飛び込んでくる文字を交互に見つめながら…。

『この子は…自分の居場所を見つけられなくて苦しんでいるのか…?』

そんな想いが込み上げてきた。

再び…ここへ来た時と同じ目に変わっていた。
しかし、少し違っていたのは、ちゃんと目を合わせて話してくれること。

糸のように細く弓のように弧を描く目…。
どこか遠くを見つめているようで、何かを悟ったようなアンニュイな目…。

同じ少女のものとは思えないほど対照的な視線を向けてくる。

「難しい本を選んだね…。」

そう話しながらアンニュイな目で見つめられたままのゾクッとするような力強さに気後れしてしまいそうになりながら…。

「ゆっくりと読むといいよ…。本は自分が知らなかった事を教えてくれる…。
自分だけではどうしょうもなかった事を解決してくれたりもする…。」

心の中に芽生えた彼女を意識してしまう感情を見透かされまいと、教育者の表情を保ちながら…。

「じゃあ…今日の課題は…その本を読むことにしよう…。
好きなようにゆっくりと読めばいいから…。」

そう言うと彼女から目を逸らし、自分の机に向かって仕事を始める。

これからの方針。もちろん彼女だけではなく、ここで預かっている全ての子供達への接し方や教育方針を思案し始めた。

行き詰まることもしばしば…。
そんな時は両手を頭の上で組み、クルクルと椅子を回して天井を眺める。

ゆっくりと深く呼吸しながら行うそれが、いつものリラックスのルーティンだった。

その時不意に目に入ったもの。

本棚に向かって手にした本に視線を落とす彼女の後ろ姿。

まるで放課後の図書館で夢中になって本に集中する美少女と言ったイメージだった。

『まるで…高校生に戻ったような感覚だな…。』

教育者とは言っても思い出に浸る時だってある。
淡い恋心を思い出す時も…。

再び机に向かい仕事を始めるものの、意識は背後の彼女に向かっていた。

頃合いを見計らって再び椅子を回すと彼女の後ろ姿を見つめる。


【優越感…そうですね…。知人が大切に育てている娘さんの父親も見ることが叶わない姿を覗き見る…それは優越感かもしれませんね…。】
5
投稿者:橋本弥生 ◆xF7cNBpxNs
2025/04/06 13:33:59    (B9eUbbUn)
「ほんと?‥ありがとう‥」(ニコッ‥)

本棚を見せてくれると言われ、弥生の表情は途端に緩み、目が線上になる程の笑顔になる。まるで別人の様な表情。何より、普通に可愛い顔をしている‥

「わあ‥いっぱい‥‥すごいなぁ‥」

隣の部屋へ入ると弥生は感嘆し辺りをゆっくりと見て回る。

「うん‥私も本読むと‥何故か凄く落ち着くんだ‥せんせいも一緒なんだね。」

次第に増えていく少女の口数‥貴方への共感を示しながら‥
やはり、悪い子じゃない。 

「え‥自由に?‥‥嬉しい‥ありがとう杉浦せんせいw」

また目がなくなるあの笑顔。
余程嬉しいのだろう。弥生は貴方にしっかりと感謝を口にする。僅か10分足らずの中で二人の距離はグッと縮まった。

「う~ん‥えっとぉ‥

 ‥この本にする‥」

弥生は細長い指を本の横面にそっと当てて滑らせながら、ゆっくりと本を選び始める。
気に入ったものがあった様。人差し指を奥行きに掛ける様に差し入れ、スッと一冊の本を取り出した。


[この世の本質]


少女には似つかわしくないタイトルが貴方の目に入る。
哲学書だろうか?‥

(パラッ‥)

[この世は本音と建前で出来ている。
 もし君がこの世界に馴染めなくとも、何ら心配はいらないよ。自分をもって生きていけばいいんだ。]

哲学書とも言えるが、作者の独白にも感じる。

(パラッ‥)

[君は何に悩んでいるんだ?それは本当に気にする様な事なのか?思い込みじゃないのか?]

「‥‥」

何ページか捲ると、弥生の顔から可愛らしい笑みが消え、当初のアンニュイな目に変わっていた。

「せんせい‥これがいい‥」






【背徳感、悪戯心、罪悪感、優越感。この4 つかなと思います。
 お父さんに対して露骨に勝ち誇るのではなく、なんとなく感じる様なもの‥といった感じです。上手く言えませんが。関係性を考えれば争っているものではないので伝わっていると思いますが。ただ、場合によっては優越感という要素が振り切ってしまうのかな‥と思うので、その辺りは大丈夫です。】
4
投稿者:杉浦雅人 ◆A7QXPpXKAU
2025/04/06 12:41:07    (XkWRiDnY)
何を話しかけても何も反応がない。
まるで心を持たない抜け殻のように。それでいてこちらの要求には素直に従う…。

さぁ…入って…。
じゃあここに座って…。

教室に入ることも椅子に座ることも、こちらの言う事には素直に従ってくれる。

言葉を理解できていないのではない。
理解した上で心を通わせる事を拒んでいるかのように見える。

『一人が好き…と言うよりは人と向き合うことが苦手なのか…。』

色々と話しかけて漸く娘の声を聞く事ができた。

「えっ…?ほん…?」

思わず彼女の言葉に被せらように声を発してしまった事に後悔しながら、ゆっくりと彼女の言葉を待つように…。

「そうか…。弥生ちゃんは…本が好きなんだね…。」

彼女が落ち着く場所を見つけられたような気がした。

本…読書…図書館…本棚…。

何も言わず、何を強制するわけでもない本。こちらが望めばいつでも本はあらゆる情報を提供してくれる静かなる存在。

それを好む彼女には何にも縛られたくはないと言う強い意志が感じられた。

「あっ…。」

彼女の言葉に思わず声が漏れた。

一度だけ挨拶した時に名乗った名前を覚えていてくれた。
初対面の大人で緊張するだろうに、ちゃんと名前を呼んでくれた。

その事だけで喜びが心を満たしていく…。

「うん…先生も本が好きなんだ…。
ずっと先生を続けてきたからね…。
本は色んなことを教えてくれるし、心を豊かにしてくれる…。」

こちらをしっかりと見つめて話を聞いてくれる仕草に、更に喜びが増してくる。

漸く見えた光…心と心を繋ぎ止める灯火を消さないように細心の注意を払いながら…。

「そうだ…。じゃあ…先生の本棚を見てみるかい…?
弥生ちゃんの好みに合うかどうかわからないけど…。」

そう言って立ち上がると、彼女を連れて教室を出る。

「先生も完璧ってわけじゃないからね…。
わからないこともたくさんあるし…そんな時は本を頼りに開いてみるだよ…。」

教室の隣の部屋には、壁一面に天井まで続く広くて高い本棚がそびえ立つ。

教育書はもちろん、医学書や経済学、哲学書やもちろん文学作品まで数多く納められている。

「先生も…何かに困ったときや疲れたときには…ここで本を読んで心を落ち着かせるんだ…。」

本棚に並べられた本の背表紙を端から順に指先でなぞりながら歩き…。

「どうかな…?弥生ちゃんが読めそうな本…あるかな…?
ここの本は自由に読んで構わないよ…?
そうだ…今日から弥生ちゃんの教室はここにしよう…。」

彼女にクルリと向き直ると、明るい笑みを浮かべて両手を広げて見せる。

「弥生ちゃんがここに来る時は…。好きなだけここで本を読んでいいから…。
ここを自由に使って構わないからね…?」

【知り合いの娘を預かり…いつしか芽生えた悪戯心が盗撮という卑劣な行為に…。
知り合いの愛娘を盗撮する背徳感が堪らない興奮を与える…。
そんな感じでしょうか…?】
3
投稿者:橋本弥生 ◆xF7cNBpxNs
2025/04/06 12:09:46    (B9eUbbUn)
「‥‥」

「~~~?」

「‥‥」

「~~~?」

「‥‥」

まるで返答がない。
床を見つめている少女。
無視というよりかは心ここにあらず‥そんな感じ。一人が普通だとこの様なものになるのかもしれない。

どこか眠そうな伏せ目‥ スカート越しの股上へラフに置かれた両手‥ 左膝に貼られたガーゼの様な絆創膏‥ あまりに落ち着いている佇まい‥

見た目で判断するのは良くないかもしれないが、確かに‥特異なものを感じさせる‥



「‥ほん‥」

好きな事。
貴方がその言葉を出すと弥生はやや目を見開き、貴方を見つめて辿々しく喋った。
漸く聞けた少女の声。合わせてくれた目‥
中々の問題児に見えた中、一筋の光が差した様に空気が変わる。

「どく‥しょ‥ としょかんとか‥本棚とか‥好き‥」

続けて自ら喋りだす弥生。
どうやら文学、文系といったタイプなのかもしれない。雰囲気的にはマッチしている。

「‥杉浦せんせいは‥好き?‥」

ちゃんと名前も覚えていた。
悪い子ではないのだろう。典型的な、先天性の障害による弊害によって、人付き合いに難が出てしまうタイプに見える。それ故文学というある種の異世界に関心を抱くのかもしれない‥







【ありがとうございます。イメージ通りでした。特にまるで下心がない感じが。
 真っ当な教育者だと思いますが、嗜好としては心のどこかに秘めていた‥というのが希望です。
 そんな方がスカート内盗撮、それも知人が託した娘に‥というところが大変興味深いです。】
2
投稿者:杉浦雅人 ◆A7QXPpXKAU
2025/04/06 11:15:21    (rAoTIzW8)
「成績は優秀…。しかし一人を好む…か…。」

知人から連絡を受け快く引き受けたものの、コミュニケーションを取れない子供はなかなかに厄介だと感じていた。

「集団生活に馴染めないということは…個人レッスンするしかなさそうだが…。
果たして僕を受け入れてくれるか…そこが問題だろうな…。」

色々と思案を巡らせてみてもより良い方法が浮かばない。
不安に駆られながらも、元々のポジティブな性格からか、本人に会ってみなければ何も始まらないだろう…。
そう考える事にした。

翌日…例の娘を連れた知人が訪問してくると…。

「そうだな…ずいぶんご無沙汰だったよな…。そうか…もう3年になるか…。」

少し疲れたような表情を浮かべながらも、努めて笑顔を絶やさないように心掛けている事をいとも簡単に見抜かれてしまう…。

「まぁ…こういう仕事柄…苦労は尽きないからな…。」

苦笑いを浮かべて頭を掻く仕草。
知人もまた問題を増やしてしまうようで申し訳ないと言わんばかりの笑みを浮かべながら、娘を紹介してくれた。

父親の背後に隠れるようにして立っていた娘を半ば強引に父親は横に立たせる。

小さく頷く仕草が心の中に不安を抱えているようにも見えたが、父親の言う事には素直に従う従順さを感じた。

「はじめまして…僕は杉浦雅人…よろしくね…?」

俯いたままの娘に声を掛けるものの反応はなく、自分の中に踏み込まないでと言われているような感覚に包まれた。

「あ…あぁ…心配は要らないから…。
なんだ…相変わらず忙しそうだな…。」

父親が去っていく後ろ姿を見つめながら、その視界の隅では取り残された娘が俯いたまま立ち竦んでいた…。

「弥生…ちゃん…?さぁ…入って…。」

玄関先で立ち尽くしていた娘を教室内に誘う。
自分が何をすべきか何故ここへ連れてこられたのかを理解しているのだろう。
言葉を交わすことはなくとも、こちらの指示には素直に従ってくれる。

教室内に案内するとひとつの椅子に腰掛けさせる。
その前に椅子を運び、対面の形で声を掛ける。

「弥生ちゃんは…人と接するのが苦手かな…?」

話しかけても返答はない。
コレは困った子供を預かってしまったと後悔しながらも、知人から頼りにされたのだから何とかこの状況を克服しなければと気を取り直して…。

「うん…まぁ…そういう時期って誰にでもあるしね…。
少しずつ慣れていってもらえれば…。」

俯いたままの娘からは見えていないだろうと思いながらも、娘に向ける表情は和らかく笑みを絶やさない。

「ここには色んな子が来てるんだけど…友達になれる子がいるといいね…。」

何を言っても反応を示さない娘。
それではと話題を変えるように…。

「弥生ちゃんは…どの科目が得意なのかな…?得意って言うか…好きな科目でもいいよ…?」

やはり反応がない…。初対面なのだから仕方ないだろうと考えることにした。

「じゃあ…弥生ちゃんの好きな事…教えてもらえるかな…?
ここではね…みんなそれぞれに好きな事をして過ごすんだ…。
弥生ちゃんは…何をしている時が一番楽しいかな…?」

【こんな感じで大丈夫でしょうか?
長年教育に打ち込んできた男は婚期も逃し未だに独り者…。
子供たちを見つめる目は教育者として恥ずかしくないものだと自負してきたものの、心の片隅に芽生えた意識が盗撮へと自らを突き動かしてしまう…。
そんな感じで大丈夫でしょうか?】
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